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感情日記 2022.7.25

表面張力を保っていた水面が決壊するように、
冬場に家電の同時利用でブレーカーが落ちるように、
「あ、今、心折れちゃった」となるまで自分が傷ついて疲れてることを無視してしまう癖がある

折れた心は形になって目頭から落ちてこようとするけど、溢れてこない

人目も気にせず、声を上げて泣くことができたらどれだけ楽なのだろう

表情なんか、態度なんか取り繕うことなく、気持ちを言葉にして、さらに声に乗せて発せられたらどれだけこの重さは軽くなるんだろう

でもそれをしないのは、ほんの少しのプライドと、相手に自分のことで手を煩わせたくないという気持ちがそれを押し潰すほど莫大だから

どんなに信頼してる友達の前でも泣くことだけができない

だって泣いて困らせる顔を私が見たくないから

そんな自尊心が積み重なって、別のダムに水が溜まっていく

たった3秒だけでいいからこの世界から消えることができて、それでも1人にならない世界であるならいいのに

世界にも人にも期待しないで、
少し自分が頑張ればいいだけだ
あそこ頑張れなかったな
ちょっと頑張ったからここはサボろう

バランスを保てていたはずなのに、心を折らないようにしてたはずなのに、疲労骨折とは如何に。

あ〜、もう疲れちゃったんだからほんと

なんの音も、風景も見たくないなって思って電車を降りたらにわか雨が降ってきていて、なぜかそれを見て泣きそうになってしまった

きっと今無条件に私に触れてくれるものだったからかもしれない

雨も悪くないなと思ってたら前の人が左斜め上にカメラをむけていた

虹が出ていた

両袂ともう一つ、でも虹の橋ではなかった


なんだ、虹の橋って言うけどそういや橋になってかかってんの見たことないじゃん

希望の象徴みたいな感じで言われるけど、雨が降らないと出ないし、それでいて晴れてないとってどんだけわがままだよ虹!しかも不完全!

折れた心を癒すのは必ずしも人ではないらしいし、雨と虹が完全に癒してくれたわけでもない

なんなら酷い骨折具合である

それでも一瞬、その痛みを忘れることができたのは事実

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