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四捨五入したらミッションインポッシブルな映画『アートオブウォー』

ブックオフの500円以下コーナーに330円で置かれており、300円引きクーポンを使ったので30円で購入できた映画、『アートオブウォー』(2000)を紹介する。

スナイプスの大運動会 種目名:ドッジボール

秘密諜報組織「IMF」に所属する若手スパイのイーサン・ハントが、内通者の罠によって濡れ衣を着せれ、真犯人を捜す。

ウィキペディアより

これはトム・クルーズの代表作『ミッションインポッシブル』のあらすじだが、ウェズリー・スナイプスの『アートオブウォー』も殆ど同じ感じだ。

「IMF」を「国連直属の秘密組織」に、「若手」を「リーダー」に、「イーサン・ハント」を「ニック・リー」にするだけで『アートオブウォー』のあらすじは完成する。

では、興行収入4億5000万円(ミッションインポッシブル)と4000万円(アートオブウォー)の違いは何なのか?
この差を解明していきたい。

アクションシーン

確かにあの有名なぶら下がりシーンは無いし、爆発するガムやヘリと列車の戦いも無いが、『アートオブウォー』にはウェズリー渾身のドッチボールがある。
というのもラストの敵との戦いで、お互い急に銃を撃ちながら寝転がり始めたので「男たちの挽歌ⅱごっこか?」と思ったら、実は全部避けていたという衝撃の事実。さらにお互い弾が尽きたら背中合わせになってリロードし合うという格好良さ満点のアクションシーンが観られる。

ぶら下がりシーンとドッジボール(実弾)は甲乙付け難いので、興行収入4億円の差はアクションシーンには無いことが分かる。

主演俳優

『ミッションインポッシブル』の主演、トム・クルーズは言わずと知れたイケメンだが、『アートオブウォー』のウェズリー・スナイプスも中々のイケメンだ。
また、演技面に関してはどちらが良いとかよく分からない。多分どちらも良いんだろう。
しかし1つだけ『アートオブウォー』が上回った点がある。それはジョークの有無だ。

上司に仕事を辞めたいと伝えて「転職先は?」と聞かれたときの一言、
「マクドナルドさ。政府は先が儚いけどマクドナルドは永遠だからね。」
これにはトム・クルーズファンも思わずウェズリーにトキメイてしまうだろう。

このことから、主演俳優という点ではこの2作は同等、強いて言えばウェズリーの方がポイントが高いことが分かる。

ここまで色々書いたが、よくよく考えたら何故2つの作品を比べているのだろうか。別に「両方面白くて両方好き。」の何が悪いのだろうか。

ということで頭を冷やして考えたら自分のやっていることが馬鹿らしくなったのでここで終わりにします。決してこれ以上比較を続けたら『アートオブウォー』のボロが出るからとかじゃないぞ。

とにかくミッションインポッシブルの新作デッドレコニングpart1が今年の7/21に公開なので、その予習のために『アートオブウォー』を観てください。

「アートオブウォー」は孫子の兵法の英語表記ですよ。

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