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2024年5月末時点米国株投資運用結果

米国株投資 2024年5月年初来インデックス比較パフォーマンス(グラフ)
米国株投資 2024年5月年初来インデックス比較パフォーマンス(表)
米国株投資 2024年5月月次インデックス比較パフォーマンス(グラフ)
米国株投資 2024年5月末のポートフォリオ(グラフ)
米国株投資 2024年5月月次銘柄別パフォーマンス(グラフ)
米国株投資 2024年5月年初来銘柄別パフォーマンス(グラフ)

またまたNVIDIA(NVDA)の話ですが、去年は3倍、今年は5月下旬で2倍になり、1年5ヶ月で6倍になりました。そのおかげもあって、円建てですが投資元本の100倍になりました。

NVIDIA(NVDA)の評価損益率(ドル建て、円建て)と売買履歴

また決算発表もあり、1株→10株の株式分割も発表されました。

楽天証券からのNVIDIA(NVDA)のお知らせ

これは投資とは直接関係ない話なのですが、あるときふと「なんかこれまでの10年、あっという間だったなぁ」と思ったとき、「これまでの10年があっという間に過ぎたのなら、次の10年もあっという間に過ぎるのでは?」と思い、あれこれ考えた結果、
・10年はあっという間に過ぎる
・だらだら生きるのも他人に振り回されて生きるのも自由だが、ちょっとは自分が思ったとおりの生き方をしてもいいのでは?
という考えにいたり、これが後に2度目のうつ病になって限界パンパン状態になったときに退職という選択をできたのですが、これ以外にも意識無意識に関係なく今までとはちょっと違った行動を取るようになりました。

で、投資の話に戻りますが、投資でも10年はあっという間の期間でして、10年前に退職して個人投資家という名の無職になったのですが、その時にそれまでの投資法とも呼べないやり方を捨て、「お金を生み続ける工場(企業)を長期で持つことにし、生活費の捻出やお金を生み出す効率が悪いと思ったり、他にもっと効率よくお金を生み出す工場を見つけたとき以外は売買はしない。株関係のニュースは今までの経験でほとんどというか全く役に立たなかったし、当時見ていたモーニングサテライトで「今日の日経平均の予想は?」では外しまくっていたので今日の予想も満足にできないのに1年後、数年後のことなんか予想できるはずもない。これは個人投資家の発言も同様なので、これらのノイズとは距離を置くと言うより無視する。人間もたまに風邪をひいたりするように企業もたまにつまづくことはあるが、ちゃんとした地力があればもとの状態に戻るだろうから、炭酸飲料の販売が主事業なのに多角化と称してエビの養殖に手を出すといった(バフェットが買う前のコカ・コーラのことです)よほどの変なことでもしない限りいちいち気にしない」という風にしたら、21世紀から始まった米国市場の暗黒の10年(インターネットバブル崩壊、サブプライムローン問題、リーマンショックなど)を乗り越えた後、なんだかんだと言われつつも地合いの良さに助けられて、「億り人なんてなれるのかなぁ」と漠然と思っていたことが実現し、今に至っています。「ピーター・リンチの株で勝つ」には「相場の先行きを予測するには、人の意見を聞くのではなく、むしろいびきをかくことだ。また、自分の相場観を信じるよりは、むしろ無視できるように心掛けることだ。会社の業績など先行きに変化がない限り、持ったままでジッとしていることだ。」とあり、投資方法を変えたときにこの言葉を思い出していたかどうかは思い出せませんが、この言葉と同じ行動は取れていたのではないかと思います。

NVIDIA(NVDA)を買ったのは約8年前ですが、10年前に買っていれば以下のようになっていました。

NVIDIA(NVDA)とS&P500の過去10年の株価や指数の推移

Amazonの場合だと上場時に買っていれば今だと1万倍以上になりました。もっともインターネットバブル崩壊で98%下落しても持ち続けられる胆力があれば、の話になりますが。けど、この98%下げて誰も見向きしなくなったときにAmazon株を買い集め大成功を収めた人がいるというニュースを見たときはその胆力とノイズを無視して買うことのできる行動力の凄さにとても驚かされました。「ピーター・リンチの株で勝つ」には「正しい逆張りとは、誰もが興味を失い、とくにウォール街で誰も株など気にしていないときに拾う、ということである。」と書かれていますが、まさにその通りの行動でした。

もう「たられば」の話ですが、3ヶ月毎に発表される決算短信を全て読み込み成功した個人投資家を真似て、全ての決算短信を読む人が続出しましたが、ほとんどの企業が3月決算であることから1日に300以上の決算短信が発表され、そのペースに追いつけず疲れたり寝不足になる人が続出しましたが、私のアンテナの張り方が悪いのか、真似して成功したという人を見たことがありません。

「ピーター・リンチの株で勝つ」という本には「アマチュアが失敗するのはプロの真似をしようと後追いするときだけである。」「話すことすら馬鹿馬鹿しく思えるのだが、私の仲間の投資家で、毎日〝ニューヨーク市場で一〇倍になった株”を探し出しては、持っていなかったために儲け損なった金額を計算して、悩んでいる人がいる。 同様のことは、プロ野球カード、宝石、家具、家についても見られる。誰かが利益を得たということは自分の損失だという考え方は、株式投資では健全な態度とは言えない。事実、そういう考え方は多勢のノイローゼ患者を生むだけだ。(以下略)」とあります。

100メートルを10秒以内で走れるような人でないとできないようなことに固執して真似し続けるよりも、様々な投資対象、投資方法をやってみて、その中で勝てる確率が高く自分の性格にあったものを早く見つけることが、選んだやり方にもよりますが、会社のトイレに入ってスマホで売買したり、要らぬストレスをため込まずに資産を増やせるのではないかと今は思っています。

何から手をつけていいか分からないからと言って「○○流△△投資方法」「公認会計士が教える--」著者名が「○○仙人」や「△△翁」といった、数ヶ月後には本屋から消えているような本は避け、2,000円以下の本はほとんど役に立たないため買わず、2,000円を超える本でも役に立たない本が沢山ありますのでこちらも買わず、今どのくらい入手しやすいか分かりませんが「マネーマスターズ列伝」を入手して、その中から自分に合いそうな投資方法をやってみたり、この本に載っている人が書いた本を読んでみたりすることからやってみるのもいいかもしれません。

この中で注意するとしたら、バフェットに関する本は腐るほどありますが、バフェット自身は本を書いたことはなく(「スノーボール」という自伝ですら他人に書かせているのですから)、強いてあげるとしたらパートナーシップ時代に投資してくれた人に向けて書かれた手紙や、パートナーシップを解散して繊維企業であったバークシャー・ハサウェイを投資会社にしてから書かれた「会長からの手紙」だけです。それらは「バフェット 伝説の投資教室」「バフェットからの手紙」として書籍化されているので、バフェット自身が書いたものを読みたければこの2つだけになります。それ以外はバフェット研究家とかバフェット信者、メアリー・バフェットというちょっとだけバフェット一家とつながりがあっただけで自身の名前に「バフェット」を使ってバフェットに関する本をいろいろと出している人とかが書いた本なので、どこまで参考になるかは読んでみてのお楽しみ。その中で私にとって一番ためになって面白かったのは「ビジネスは人なり投資は価値なり(ロジャー・ローウェンスタイン著)」だけでした。

「ビジネスは人なり投資は価値なり」がAmazonではぼったくり価格になっているため、入手するなら他から買われた方がいいですが、その際、通販詐欺サイトなどに引っかからないよう注意してください。先日通販詐欺サイトで詐欺にあい、消費者センターに相談し、地元の警察署に行って通販サイト詐欺にあったことを伝えたのですが、どちらからも「ほぼ、騙されたお金は返ってきません」と言われましたので(これは別記事として書く予定です)。

そんなことを思った5月でした。


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