政治の世界のおそろしさ

山本太郎東京8区立候補の件は、たいへんつらい。
もともと、たぶん、立憲の複数の幹部が調整する、と保証した話だと思うのだ。
山本側は、全体に煮えきらず、いつまでも選挙区が決まらないことにジリジリとしていたのだろう。
だから飛びついた。
ここに至って、枝野が「困惑する」と言い出して、ハシゴを外された。
山本太郎としても、保証した幹部の名前を出すわけにもいかず、再調整を飲まなければならないことになるかもしれない。
立憲候補と競合する形になれば、最悪であろう。
報道の通り、共産党も山本の立候補を知らないとなれば、山本太郎はハメられたか、立憲のGoをだした人間がよほどの鈍感、無責任ということになる。
立憲も運動体ではなく、連合というクズ組織に支えられた政治屋の集まりであってみれば、まともな意思決定もできないのは周知のこととして。
枝野が山本太郎に敵意を持っているのはほぼ確実のように思われる。「出る杭は打て」的な気持ちは強く持っているはずだ。
絵を描いたかどうかはさておき、ほくそ笑んでいるのは間違いない。
れいわにとっては、山本太郎は小選挙区で1議席を取れる貴重な存在である。その選挙区が選挙協力をすると決めたがために決まらない。
党首を軽んじられている。
石原に挑戦するだけでも試練だと思ったが、そこからも足を引っ張られる。
また一部には、既存の候補者のテリトリーを荒らす極悪人のように言われる。
山本太郎はイバラの道を歩いている。
政治の世界はおそろしい。

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