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ドイツ出張

水曜日から金曜日まで2泊3日のドイツ出張へ行ってきた。
プラハから、ミュンヘン、シュトゥットガルト、フランクフルトを回ってプラハに戻るという、車で1,300kmの旅。

初日はミュンヘン。
お取引先を訪問後、ミュンヘンから少し離れたトラウンシュタインという町に宿泊。
この週ミュンヘンでは3年に1度の世界最大の建設機械の展示会があり、ミュンヘンのホテルが高騰し、しかも予約でいっぱい。道も渋滞してて大変だった。建設機械の展示会にも行ってみたかったけど、予定が詰まっており今回は行けなかった。
そんなわけで、ミュンヘンの市街地に行くこともなく、ミュンヘンっぽいものは車内から見えたアリアンツ・アレーナぐらいしか見れなかった。

宿泊先のトラウンシュタインは小さいけど綺麗な町。ホテルでいくつかレストランを紹介してもらい、町の中心の教会近くにあるバーバリアン料理のレストランに行ったら、想像以上に大盛況。ビールはもちろん、料理も美味しかった。

レストランに来ていた他のお客さんたちはお酒だけ頼んでいる人が多く、20:30にはほとんどのお客さんが店を出て行った。自宅で食事を済ませてから友達とレストランで飲んで、早々に切り上げるのがこっちの飲み方らしい。

2日目はミュンヘン、シュトゥットガルトでそれぞれ打ち合わせをし、フランクフルトへ移動。
シュトゥットガルトは初めて来たけど、高速道路にこんなに存在感のあるBOSCHの看板が。

市街地への移動中、丘から街が見下ろせてとても綺麗な景色だった。そこからさらに駅前へ移動すると、駅も味わいのある綺麗な建物。そのてっぺんにベンツのエンブレムがくるくる回っていた。

道中見かけたメルセデスやアウディのディーラーはショールームのように立派だった。
滞在時間が短かったのであまり分からないけど、建物はエレガントな雰囲気で、地元の産業に誇りを持っているのかな、と思った。

そこからフランクフルトの郊外にある町のホテルに泊まり、3日目はフランクフルト。
朝食は僕が大好きなげんこつパン。

このパン、一度名前を聞いたことがあるんだけどやっぱり覚えられなかった。僕はグルメじゃないので、食べ物にはあまりこだわらないんだけど、このパンは美味しい。ただし、日本では絶対にウケない味なので、食べてみたら美味しくなかったという苦情は受け付けません!

フランクフルトのイメージは都会。ミュンヘンやシュトゥットガルトのように趣きのある建物が並ぶというより、高層ビルが立ち並ぶ街という感じ。でも、道路は複雑でわかりにくい。ナビがあっても迷うと思う。

空港が大きく、市街地からもひっきりなしに離着陸する飛行機が見えた。アクセスがいいのがフランクフルトの特長。

そうして全ての旅程を終えて、プラハへの帰路につく。
アウトバーンは速度制限がない(区間によっては制限あり)ので、プロ野球選手のピッチャーの球より早いスピードで移動。それでもBMWやアウディの後ろ姿を見せつけられる。どうしてドイツ車のテールライトのデザインがカッコいいのか、それは、追い抜かされたドライバーに良い印象を残すためじゃないかと思う。あと、アウトバーンだけじゃなく、ヨーロッパの高速道路は工事渋滞や事故渋滞でよく遅れるから、時間に余裕をもった方がいいと思った。
あと、高速道路が無料なのは経済効果も大きいと思う。トラックでの輸送コストが低い。車移動にかかるコストが低いから車を買おうという意欲を削ぐことがない。多少の長距離通勤も可能だから都市の過密化も解消できる。自動車産業が強くなって、それに連なる部品メーカーも潤い、経済効果が広範に及ぶ。結果、税収も大きくなり道路財源も捻出でき、プラスのスパイラル。と、そこまで上手く回っているかどうか分からないけど、少なくとも車と他の移動手段のコストを比較して車の方が安いとなれば、車を買いたいと思う人が増えるのは間違いないと思う。
アウトバーンについて、他の国と比べて感じたことは、道路の状態はその国の経済状況を表しているということ。チェコやハンガリーと比べてもスムーズ。ましてや、4年前に僕が住んでいたタイと比べても。どうしても経済成長の勢いに注目しがちだけど、低成長でもすでに経済力のある国、地域のインフラの完成度の高さは無視できない。

#仕事 #ヨーロッパ #ドイツ #わたしの地球の歩き方

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