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食道がん日記#12 抗がん剤FP療法2・3クール目【覚書⑥】

noteを書き始めたのは抗がん剤3クール目のときだったのでやっと追いついた。覚書はここまでかな。

抗がん剤2クール目

がん専門病院に転院して1回目の抗がん剤入院。抗がん剤投与前の吐き気止め点滴や飲み薬が以前の病院とはだいぶ違う。飲み薬が多い。吐き気が出てからの対処療法ではなく、前もって予防する感じなのかな。薬の種類が多くて管理が大変だけど、結果的に吐き気が抑えられたように思う。1クール目では抗がん剤投与2日目からほぼ何も食べられなくなってしまったけど、2クール目では3~5割食べられた。

1クール目後の口内炎地獄の反省を活かし、毎食後の歯磨き・うがいは欠かさず。食事量が少なくなってしまった日は持参したゼリーや栄養飲料を食べた。抗がん剤投与中って食事の好みが変わるようで、普段は敬遠している牛肉を好んだり、逆に好きな味付けがダメだったり。OK・NGをいろいろ分析してみたけどはっきりはわからなかった。こどもが好みそうなものが食べられるのかも…。ハンバーグとかケチャップ味とかカレーとか。カレー、意外といけた。

放射線治療開始

抗がん剤2クール目と同時に放射線治療を開始した。毎日、放射線治療室から呼び出しがかかると点滴を外してもらい治療に向かう。放射線治療は10分もかからず終わるし、特に痛みがあるわけでもなく、副作用(食道炎など)が出るのはだいぶあとなのでこの頃は気楽なものであった。

抗がん剤2クール目終了と放射線治療通院

2クール目終了時点ではけっこう元気だった。吐き気もひどくなく食事がまずまず摂れていたし、口内炎ができなかったのだ。なので退院後も絶食期間がなかった。肉・魚・白米の匂いはやはり苦手だったけど。
退院の次の日から放射線治療のため通院する必要があったので、近くのホテルに泊まることも考えていたけど、その必要なく電車で通院することができた。

抗がん剤3クール目

2クール目から3週間あけて3クール目の抗がん剤入院。2クール目同様けっこう食事摂れるんじゃない?と思っていたら甘かった。吐き気が強くなって食べられないことが前回よりも多かった。ベッドで横なっている時間も増えていたな。蓄積なのかなと思う。よく2クール目が一番辛いというけど、私は転院したりで1クール目と2クール目の期間が開いており十分に回復した状態で2クール目に臨めたのかなと。3クール目は本来の休薬期間を経て開始したので回復しきれていなかったのかもしれない。

3クール目退院時はちょっとへろっとしていたけど、口内炎はできなかった。なんとか食事は摂れて、退院後電車で通院できるレベルだった。放射線の食道炎がでてくるのはもう少しあとのこと。

3クール目まで終えて

ここまででしんどかったのは抗がん剤1クール目かなー。抗がん剤投与中の吐き気が強かったこともあるし、副作用の出方が読めない怖さと、いつまで続くかわからない怖さと、とにかく不安だった。体力的には一番元気だったわけだけど、身体の変化が怖かった。

しんどさや辛さって難しい。人によって違うのはもちろん、自分の中でも違うし変わっていくし忘れていく。抗がん剤と放射線の副作用どちらが辛かったかというと回答に困る。身体と心はやはりリンクしていて、どちらかの調子に引っ張られる。身体の具合が悪いのに、気持ちを上げるって難しい。弱っても泣きそうでも治療は続いていく。

治療がんばります!