食道がん日記#32 胃ろう感染で入院
下咽頭がんの化学放射線治療は始まっているものの、胃ろうの傷がいまだにうっすら膿を出している。飲み薬では治りが悪く、入院して絶食+抗生剤点滴ということになり病棟にカムバック。
◆原発巣:胸部食道ステージⅣ
・抗がん剤4クール+放射線治療【2023年9月~2024年2月】
◆重複がん①:下咽頭(梨状陥凹部・喉頭蓋)、頸部食道ステージⅠ
・内視鏡手術(ELPS) 下咽頭【2024年4月】
・内視鏡手術(ESD) 頸部食道【2024年6月】
◆重複がん②:下咽頭(輪状後部)ステージⅢ(T3N0M0)
・胃ろう造設 ←造設完了、胃ろう部感染治療中
・抗がん剤+放射線治療 ←今ここ
前回の入院(胃ろう造設・化学放射線治療)から退院して1週間で病棟に戻ってくることになってしまった。退院の時点でも胃ろう周辺は少し膿んでいたが、医師と相談して退院は延ばさず、抗生剤の飲み薬で対処することにした。しかし治りが悪い。抗がん剤投与が始まった影響もあり、傷が治りきらない。
ごはんを食べると胃ろう部から内部液が漏れてきてしまい、保護しているガーゼがびしょびしょになってしまうのだ。食後は1時間に1回ガーゼ交換が必要だった。1日だと6~8回ガーゼ交換していた。滅菌ガーゼは安くない。
頭頚部内科の医師に胃ろうの相談をしつつ、嗄声(させい)がひどくなっていることを相談すると、医師は後者の話を聞いた時の方が焦っているように見えた。急ぎ鼻咽喉ファイバースコープで状態を確認した。
下咽頭が浮腫んでおり、気道が狭くなっていた。浮腫みが悪化すると気道を完全にふさいでしまい気管切開が必要になる。けっこう危険な状態。浮腫みの原因は放射線治療か、あるいはがん自体の影響か、特定はできない。
胃ろう部感染の名目で入院しているけど、実は下咽頭の浮腫みを懸念して入院になったのではないかと思っている。毎日、鼻咽喉ファイバースコープで浮腫みの状況を確認している。胃ろうの確認はさらっと見て終わり。に見える。胃ろうの方は順調ってことなのかしら。
あまり先のことは考えないように、まずは胃ろうの傷が良くなって通常食に戻れますように。咽頭の浮腫みが引いて、声が出せるようになりますように。残暑が厳しくなりませんように。台風が来ませんように。
治療がんばります!