挨拶と、能登半島地震について
■挨拶
こんにちは、
私は、ralph_craiseと言います。
X(旧Twitter)で、好きなアニメのイラストなど描いています。
と言いながら、あまり、集中が出来ていません。
日々を、無為に過ごしています。
■能登半島地震が起きた日
私は、石川県の出身です。
2024年1月1日、能登半島地震が起きました。
この日、誰が、このような災害が起きると予測し得たでしょうか。
その時、私は、母と、家で、話をしている時でした。
私は『星矢』の車田正美先生のファンなのですが、
「車田先生のサイトの、今年の年賀状のイラストが、なかなか出て来ないね」などと、母と話している時でした。
■自分の家で起きた事
地震があった時の、私自身の経験を述べます。
当然、石川県でも、地震は、たまに起こる事はあるのですが、
この日は、普通の地震に較べると、かなり長い時間、揺れました。
部屋の吊り型の照明が点いたり、消えたりしながら、揺れていました。
棚にあった、小物が落ちて来たりしました。
母に「外に出よう」と言われて、履き物も構わず、縁側になっている所から、外へ出ました。
外に出た後も、五分くらいは揺れていたと思います。
地震が収まった後、家に戻ると、電気が点きません。
家の茶の間の欄間のガラスが割れていて、床に散乱していました。
実際に気付いたのは、自分の足が、床を歩いた時です。
他に、鍵がかかっていない、引き戸が全て、横滑りしていました。
水道の蛇口を開いても水が出ません。
断水が起きていました。
これらは、今まで経験のない事でした。
■地震後の停電と断水
私の地区は、運良く、数時間で、停電が解消されました。
断水も、しばらくすれば、解消されるだろうと思っていました。
しかし、その後、予想に反して、断水が長く続きました。
水が出ない事で困るのは、トイレです。
これに関して、バケツで、他から水を汲んで流すなど、必要でした。
まるで、一世代前の生活に戻ったようになり、非常に、困難を感じました。
地震発生から、約一ヶ月が経った今、
私の地区に限って言うと、断水は、解消されました。
しかし、未だに、断水が解消されず、続いている地区もあるのです。
あまり、喜んでは、いられません。
■道路の被害
地震によって、至る所で、道路の地割れや陥没が起こりました。
階段のように段差が出来てしまった所や、
なぜか、マンホールが突き出たようになってしまっている所などがあります。
(マンホールが突き出たのではなく、周囲の道路が沈下したと思われます)
これらは、車の運転時、よけながら、運転するしかありません。
他に、能登町の、ある場所では、大規模な土砂崩れが起き、道路を塞いでしまった所がありました。
道路で、自動車などの移動が、ままならず、制限を受けた事は、生まれて初めてです。
その後、よく見かけるようになったものがあります。
「災害復旧班」と書かれた、表示幕を付けた車両です。
自衛隊の、灰緑色の車両や、電話線の工事用の車両などが、それらを付けていました。
警察のパトカーや、消防車、救急車以外に、緊急車両である事を示すものだったのでしょう。
まさに、非常時という思いがしました。
■崩れた鳥居、墓石
普通は壊れそうにない物が、地震によって、倒れたり、崩れました。
近くの神社の鳥居や、地蔵、墓石など、寺社関係の石造りの建築物などです。
これらは、かなり重い筈ですが、
あの地震の揺れの強さには耐えられなかったようです。
神や霊が、人間を見離してしまったかのような、何か、恐ろしいものも感じました。
これも、未だ、曾て、ない経験でした。
■津波の被害
この地震に関して、津波も押し寄せていました。
運悪く、海の近くに住まわれていて、家が浸水してしまった人がいます。
こういった人達は、今後、海水混じりの泥水で汚れてしまった家の中を、どう、処理していくのでしょうか。
家にあった家電製品などは、殆ど、廃棄するしかないでしょう。
屋外では、自動車まで押し流されていました。
車も当然、海水にエンジンなどが浸かってしまえば、使い物になりません。
家を綺麗にしたくても、断水によって、それも、ままならない状態でした。
無気力や放心状態になっても仕方がない状態だと思います。
■地震の被害を受けた家屋
地震によって、家が半壊、もしくは倒壊してしまった人。
家が建っていたとしても、何らかの事情で、危険と判断された人。
窓ガラスが割れたり、戸や壁自体が落下したり、
カーテンが外気に靡き、家の中が丸見えになっている光景。
このような家に、雨風が当たり続ければ、どうなってゆくだろうか。
当然、家の傷みが更に激しくなり、人が住めなくなって来るだろう。
しかし、誰も、手の打ちようがない。
こういったものを間近で見たのも、初めての経験でした。
■家屋の調査の貼り紙
地震によって、倒壊の危険がある家屋には、専用の調査表示の紙が貼られます。
それは、三種類ほどあり、危険度の低いものから、緑色、黄色、赤色の順になっていました。
意味は、このようになっています。
・緑色…「調査済」
・黄色…「要注意」
・赤色…「危険」
「赤色」、通称、赤紙と診断された家屋は、もはや人が住めない家です。
一見、まともそうに見える家屋でも、この赤紙が貼られる場合があります。
それは、建っている地盤などが関係している事が多いのです。
建物の地盤が、元は水田だったり、埋め立て地だったりします。
その場合、地震で液状化を起こしている場合があります。
そのため、危険と診断されたりするのです。
私は、このような紙を見たのは、初めての事です。
■行方不明者、死亡者
地震関連の火災。
土砂崩れ。
これによって、行方不明者や、残念ながら、亡くなられた方がいます。
人間も自然の一部なのですから、このような事もあり得ると考えるべきなのでしょうか。
現在でも、輪島市の、ある地区で、未だに、捜索が続いています。
こういった目に遭われた方々は、本当に気の毒としか言いようがありません。
■noteで表現する事
こういった中で、私は、体も、家族も、家も運良く、助かりました。
それは、天からの「生きろ」というメッセージだったのか。
私は、生きる事に、少し、価値を感じるようになりました。
生きている事が、辛いな、と思えた時、慰めになるもの。
それは、やはり、絵を描くなど、自分の好きな事ですね。
特に、何も今、思いつく事はないのですが、
noteの方でも、アカウントを作りました。
自分が思った事を、noteで、投稿していこうと思います。
私は、イラストを見たり、描くのも好きなのですが、
文章を読んだり、書くのも好きです。
自分が生きているうちは、自分が好きな事で、自分の思いを表現していきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?