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AKG Lyraの各モード比較
AKG Lyraの収録モード各種比較をしてみました。 Lyraには以下の4つのモードがありますが、マニュアルの説明ではイメージが掴めなかったのでバイオリンのG-Dur音階を1.2mの距離、高さ1.4mで左側から録音しました。 ■FRONT 前面の音のみを拾い、背面や側面の音は拾いません。ボーカルやアナウンスの収音に最適です。→左右同音量で収録される。つまり演奏者の位置を気にせず録音できるということ。録音時の位置取りを真ん中にしたいのであればこちらのモードを使う。 ■FRONT & BACK 全ての面から均一に音を拾います。対談、デュエットの収音に最適です。 →左右同音量で収録され、かつ後ろの音源も録音する無指向性マイクのような感じの録音。4つのマイクを使うことになるのでゲインが大きくなるので注意。 ■TIGHT STEREO 前面の音をタイトなステレオで拾い、背面の音は拾いません。動きのあるパフォーマーの音声や楽器の収音に最適です。 → 左右違う音量で収録される。つまり指向性マイクによる通常のステレオ録音。 ■WIDE STEREO 前面をフロント・ステレオ、背面をリア・ステレオとして、ワイドなステレオで音を拾います。ライブレコーディングに最適です。 → 左右違う音量で収録されかつ後ろの音源も取れるステレオ録音。4つのマイクを使うことになるのでゲインが大きくなるので注意。 ■合成 上記の4モードを合体してみました。PANは振っていませんが振るとかなり良い感じになります。 ■結論 弦楽器を自然に録る場合は、WIDE STEREモードにしておくとよいですが、あとからDAWで加工編集するのであればFRONTの方がよいかもです。パンも後から設定できますし、しっかり音が録れ、失敗も少ないです。 ■失敗談 Lyraのバック側で録音してしまったので録り直ししました。どちらがフロント側なのかわかりにくいマイクですが、ミュートボタンがある方がフロントです。