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聖書の読み方:いのちの木

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聖書を読むコツ:いのちの木④       ー 木の役割 ー

聖書を読むコツ:いのちの木④       ー 木の役割 ー

ノアと木創世記には二つの木が見れます。一つ目のいのちの木は、人に与えられた「神の臨在の中にあるいのちのギフト」を表しています。この表現は古代の文化においてありふれたシンボルです。二つ目の木は善悪知識の木であり、私たちすべてが神様のことに聞き従うか、自分たちのために善悪を決めるかと言う選択肢を表しています。

人類がエデンの外から追い出された後も、私たちは人類が続けて同じ間違いを「園」で繰り返してい

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聖書を読むコツ:いのちの木③     ー 二つの木の伝説 ー

聖書を読むコツ:いのちの木③     ー 二つの木の伝説 ー

園にある二つの木創世記1章から初まる物語は、エデンの園の完成に向かっています。そしてその美しい世界には、川が流れていました。そして、その川はエデンから流れ出て、広大な地域を潤していました。

エデンから川が流れています。すこし考えてみてください、エデンは、高い場所にあるでしょうか?それとも、低い場所にあるでしょうか?
日本に住んでいるなら、お分かりだと思います。川は山から流れます。高いところから流

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聖書を読むコツ:いのちの木②            ー 人は木!? ー

聖書を読むコツ:いのちの木②            ー 人は木!? ー

人は木「木々は聖書の物語の中で、とても大切で、生き生きとした役割を持っている。創世記1章を見る限り、木々は受動的な物質ではない。聖書のストーリーで要となる場面において、必ず木が登場し、能動的な働きをしている。」

聖書の中の木聖書の中の言葉で、「かたち」などのキーワードはなん度も繰り返され、一貫したテーマを構築しています。例えば「かたち」とはヘブル語で「ツェレム」といい、数々の場面で用いられます。

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聖書を読むコツ:いのちの木①         ー「古代の木々」ー

聖書を読むコツ:いのちの木①         ー「古代の木々」ー

「それが、理想的な図である。神と近い関係にあり、その場所は貴方が貴方のうちにある神の命によって変えられる場所である。何がこの物語の中で起ころうとも、この場所に帰って来ようとする」

「二つの木は物語の中において、重大な決断を最初の人の前に置いた。この、決断というのはパラダイムである。このことは、全ての聖書の物語の中に見られる。それゆえ、聖書の登場人物たちは彼ら自身のエデンの園という瞬間に直面する。

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