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【コース分析】東京:芝1600m

主なレース

G1:NHKマイルC、ヴィクトリアマイル、安田記念
G2:富士S
G3:東京新聞杯、クイーンC、サウジアラビアロイヤルC
など

特徴

初角までの直線距離は約542m。
最後の直線距離は約526m。
これをゆったりしたコーナーで結んだシンプルなレイアウト。
スタート後の直線が長いことも先行争いが激化しにくい要因ですが、最大のポイントはやはり最後の長い直線
このために前半はなるべく温存し、後半に備えます。
更に、最初の直線とゴール前の直線にそれぞれ坂があり、坂越えが二度。
このため、他場に比べスタミナやパワーが必要と言われます。

ところで、東京のマイル戦は「中距離を走れるスタミナが必要」などと言われることがあります。
タフなコースと言われるため、その印象が強いですが、ヴィクトリアマイルなどを見ていると、少々疑問を感じることがあります。

確かにタフなコースなのかもしれませんが、距離は同じ。
個人的には、次のように考えています。

東京コースは終いに脚を残せる馬、終いに脚を使える馬が有利

例えば、中山コースは最後の直線が短いため、先行馬がスピードで押し切ることが可能です。
ごまかしが利くとも言えます。
よって、多少距離が長い馬でも押し切れる場合が多いです。
また、短距離向きの馬は、スピード優先で、緩急が下手・不向きであることが多いと思います(実際、主戦場ではそれがあまり要求されません)。
中山マイルを得意とする馬は、そういった馬が多いと思います。

これに対し、東京コースは二度の坂越えと最後の長い直線。
最後に一番の脚を使うため、前半できるだけ温存する走りを要求されます。
つまり、ワンペースで押し切るのではなく、緩急をつけた終い勝負の中距離馬のような走りです。
もちろんスタミナがあるに越したことはないですが、終いに脚を残せるか、終いにしっかり脚を使えるか…が重要なポイントと思います。

狙い目

コースバイアス:内枠、差し
ペース    :スローペースの上がり勝負
適キャラ   :短縮など終いに脚を残せるタイプ

なお、このページは随時アップデートしていきます。

参考レース


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