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王者に恋したシンデレラ
左官工の幸はとあるパーティに参加する為、スーツを買う為にショップに行くも用意されたスーツは体に合っていなかった。
幸が「なんかキツいねんけど」と言うも、店員達は「そういうものです!! 良くお似合いです!」と言ってくれるので、取り敢えず今着ているスーツを買って帰ろうとした。
しかし、突然知らない男に「やめておけ」と肩を掴まれた。男は店員に「何故合っていないものを勧めるんだ?」と聞くと「お客様の体に合うスーツは当店にはございません」との事だった。
幸は普段、スーツを着る事が無いので分からなかったが、男の話を聞いている内に自分の姿がとても見っともない事に気づき、スーツを買うことを諦め立ち去ろうとした。
そんな幸を引き留めて男は「君の手足は普通の人よりも長くしなやかであり、日本の既製品にはない形をしている。今日のお詫びをしたいからここに連絡してくれ」と言って名刺を渡すと颯爽と去って行った。
その後ろ姿がまるで王子様の様に見えた幸は左官工の仲間に「王子様に出逢った」とぽつり。
仲間からは「またぁ!?」と言われてしまう。その王子様があるブランドメーカーの専属デザイナーであり名実ともに王様である事を知った幸は心底驚くのだった。
感想
最高に胸キュンする作品です。
フェティッシュシリーズ第1作目となら今作では、一庶民とファッションセンス抜群の言うなれば「本来なら、巡り合わない」2人が偶然にも出会うシンデレラストーリー。
才能な溢れる彼の障害になりうると思った彼の周りの人間に一瞬妨害を掛けられた時はヒヤッとします。
現実なら、あの時点で2人の縁は途切れてしまうでしょう。
読んでて思ったのは、デザイナーの隠れた独占欲の強さです。2人の縁が切れなかったのもこれに尽きると思います。
懇親会パーティでデザイナーの彼は引く手数多でひっきりなしに人に囲まれている中、幸の異変に気づき瞬時に追いかける行動力と察知能力が凄まじい。
スパダリである反面、一生逃がさないと言う捕縛力が凄いです。
しかし、それに全く気付かない幸君が物凄い可愛いです。
オススメ度:★★★★☆
エロ度 :★★★☆☆
作者名:桂門サエコ
作品名:王者に恋したシンデレラ
リンク元:コミックシーモア
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