人を癒やす3つの薬
社会福祉士養成校時代の同級生からのお誘いで、メンタリング研究所 堀之内高久先生の福祉援助者向け研修を初めて受講しました。
有料研修なので詳細は記載しませんが、先生がお話された人を癒す3つの薬の話が心に残ったので覚え書きです。
研修中に取った自分のメモでは…
1 時の薬
3時間、3週間、3ヶ月、3年…と、時間の経過で癒される
2 人の薬
誰かにただ自分の話を聞いてもらうことで癒される
(支援者はアドバイスしない。でもクライエントが内に秘める問題や
課題をクライエント自らが気づくようにするための支援技術は必須)
3 積極的な生き方をねぎらわれる
人生をより良くしたくて相談に来る=人生に積極的であることを
評価する
(「ねぎらい」は支援者が処方する薬みたいなものでしょうか?)
支援者向けの研修でしたが普段の対人関係にも役立つトピックが多かったです。クライエントを誉めて伸ばしたい私としては、これからはこの「3つの薬」も意識して精進するぞ!
「人を癒す3つの薬」についてもっと詳しく知りたくなり調べたら、作家で精神科医の帚木蓬生さんのネット記事に詳しく説明がありました。
記事によると、帚木さんは患者さんへの治療でネガティブ・ケイパビリティの考え方を取り入れる場合、以下の人を癒す3つの薬を意識しているそうです。
1 目薬
「あなたの苦しみは私が見ていますよ」
2 日薬
「なんとかしているうちに、なんとかなる」
3 口薬
患者さんに対して前向きな言葉をかけ続ける
ネガティブ・ケイパビリティについて気になった方は、帚木さんの著書「ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書)」をぜひご覧ください。
私も現在、人生迷子の絶賛ネガティブ・ケイパビリティ中…
今回この研修に誘ってくれた同級生は20年くらい前から継続して参加しており、以前もお誘いを受けたことがあったのに当時は興味を持てませんでした。
しかし、機は熟した。
(※これは研修中のキーワードでもありました)
20年あっちゃこっちゃで紆余曲折しないと私はこの研修にはたどり着かなかったのでしょう。不思議ですね。
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