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【自分の長所が分からない】人を応援📣フツウにできてしまうことにカギがある

40歳になる女性サラリーマンさんの話を聞きました。悩みがあるので一度、キャリアコンサルをして欲しいということでした。

20年近くサラリーマンとして、自分なりに頑張ってきたつもりですが、自分の強みや長所のようなものが思いつきません。人よりできると自信を持てることは?と自分に聞くと、どうにも答えが見えません。「強み」や「長所」のようなものを自分で捉えて、自信を持って言えるようになるには、どうしたら良いのでしょう。これから先のキャリアを考えるに当たっても、自分の長所が見えないと、なにを軸にしたら良いのか分からなくて、そんな自分が不甲斐なく思えてしまいます。

というお話でした。

実は、このような思いを抱いている方は、少なくありません。

今回は、このように感じた時の考え方をお伝えします。

ライン黄緑

【自分の長所が見えない理由】

本当に得意なことは、苦労せずにできてしまっているので、自分で「得意」と認識しにくいからです。

✔️ プレゼンテーションが得意
✔️鉄棒が得意
✔️ 絵を描くのが得意

などは、
周りの人が同じことをやる機会があって、人の様子をみて比較しやすい。
そのため、「得意」だと気づくことが出来るのですが、

✔️ 人の言葉の背景の思いを感じ取るのが得意
✔️ チームが諦めそうになったとき、粘って引っ張っていくのが得意
✔️ 会議を欠席した人に端的に内容を伝えるのが得意

などは、目に見えて同じ行為をして見比べる、という機会が得られない悔いので、「得意」であることに気づきにくいという面があるのです。

これに気づくには、ふとした瞬間に、自分をよく知る周囲の人からの言葉にアンテナを立てておくことです。

「ありがとう」という感謝の言葉に本心の熱がこもっていることから気づくこともありますし、自分では「え?そこ?」と思えるようなことを褒められたりすることもあります。

聞き流さず、「それってどういうこと?」と突っ込んで聞いてみるのも良いと思います。

また、信頼できる相手には、「わたしの特徴ってどんなところだと思う?」と素直に質問してみると、とても参考になることを言ってもらえることがあります。

何人かに聞いてみると、表現は異なっても、共通することを言っているのに気づけたりします。Aさんの言っていた「XXXXX」は、Bさんが言っていた「●●●」と本質的には同じことかもしれないなあ…といった感覚です。

【自分の特性を”強み”にするには】

「好きなこと」は「強み」になりやすいという説があります。

確かに「好きこそものの上手なれ」という言葉もあるように、興味関心がある「好き」なことは、インプットも早いし深い。結果的に「強み」や「長所」になることが多いのは事実だと思います。

ただ、「好きなこと」と「強み」にちがいがあるとすると、わたしはこのようなところだと思っています。

【好きなこと】=自分が楽しいこと、趣味
【強み】=周囲の人の役に立てること、人をHappyにできること

単に「好きなこと」であっても、それを使って、誰かの役に立てないかと考えてみてください。知りたいと思っている人に、経験からわかる「知っていること」を伝えられたら、喜んでもらえるかもしれない。うまく出来ないと困っている人に、「コツ」を伝えられれば、相手を幸福にすることが出来るかもしれないですよね。

【自分らしさは知識を習得しても見えてこない】

「自分らしさ」が分からないと悩んだとき、勉強に没頭する人がいます。先人たちの知恵を借りることによって、自分で自分を分析するためのノウハウや武器を仕入れて、それによって、「自分らしさ」を見つけられることもありますが、本質的には「自分らしさ」は自分の中からしか出てきません。

何かを新しい経験をしたり、人と衝突して齟齬が生まれたりしたときは、
「自分らしさ」を意識できるチャンスです。

経験したことによって感じたことや、その理由を、少しだけ立ち止まって言語化してみましょう。日々の経験を、「楽しかった」「辛かった」とただやり過ごすのではなく、

なにが楽しかったのか、なぜそう感じたのか。
どこがつらかったのか、なぜ自分はそれを「辛い」と感じたのか。

毎日ほんの数分でいいので、振り返ってみると、自分で自分をよく知ることができてきます。言語化していると、次に類似の経験があったときに、「やはりそうだ」とか「今回は、楽しいと感じないのは何故だろう」ということを意識することが出来るようになります。

こうした積み重ねが、「自分らしさ」を自分で意識できることに繋がっていきます。

外からの刺激を受けて、それだけで「自分らしさ」がわかるのではなく、
外からの刺激を受けて動いた自分の「気持ち」や「感覚」を見つめて言語化することによって、「自分らしさ」が分かっていくのです。

答えは自分の中にある。

<自分を見い出そう>と丁寧に自分にインタビューを重ねるで、きっと、自分で自信をもてる「らしさ」に辿り着けると思います。

ライン黄緑

大澤 弘子 
日テレHR代表/企業の人材育成を支援しています。
サラリーマン応援📣ライフコーチ

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なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。