見出し画像

孤独のデイトレ 強いメンタルって何ですか?

波乱の日経平均。もちろん米市場も同様の一週間。含み損が増えがちで、評価益が大きく減少なんていう話があちこちで聞こえている雰囲気の10月相場。10月相場は強いといわれていても、たいてい中旬までは軟調な動きで月末が強いというのがアノマリーのように感じるのは私だけだろうか?言葉だけに騙されてはダメ!と感じる相場だった。さて、まだ下落相場は続くのではないかと思っているのに、予想に反して金曜日の米市場は大きく上昇。今までの下落を取り返しにかかったように感じるも、来週のイベントでこのまま上昇基調に突入できるかどうかは、わからない。まだまだ警戒しておきたいなぁと漠然と思う週末だ。

強いと思っていたメンタル

私は、自分のメンタルが強いと思っている。でもそれは違う。いや、確かにメンタルは強い。それは自分の過去に苦い経験があってこそのものなのだけれど、でも私のメンタルが強いのは、大損切をしても相場を続けようとするそのメンタルのみだ。どうも相場で勝てるメンタルというのは、負けた時に白旗を振ることができるメンタルとは違う。そう、やっと気づくことができたのだ。白旗を振ることができるのはある意味簡単である。私はそう思う。だって、限界がきたら白旗を振るしかないからだ。でも、投資で利益を得るっていうのは、白旗を振るメンタルが強いことが必要なんじゃない。負けない投資をするメンタルだった、、、これに気づけるまでに3年もかかっている。遅すぎるのだ、、、と自分で思った。人生、白旗を振ることを何度も経験したらいけない。(大底で大損切をする=白旗を振るという意味)だって、どんどん、資金が減るからだ。きちんと利益を上げる人は、損切ばかりで株がつらいという人に、今の逆をやれば勝てるようになります!というなんとも負けている人にはわかりづらいアドバイスをくださる。このアドバイスは負け続けている限り理解できていないのだ。理解ができないと逆の行動はできない。だから、言われていることが言葉でわかっても具体的行動に移すことができない。私など、本を読んでもWEBの記事を読んでもとにかくこういったもっともなアドバイスを心から理解できていない。反省できないのだ、、、だから改善ができていなかった。でも、今週はこういった意味がやっと理解できかけたように思う。



必要なのは負けないメンタル

いわば白旗を振ることができるのは負けるメンタルのように思う。負けるメンタルが強いと負けることに慣れているから、株はうまくならない。当たり前だ、、、打たれ強いだけである。株で利益を得るには負けないメンタルが必要とされている。要は利益を出せるところでエントリーをするメンタル。
恐怖で買って楽観で売るという言葉通りにトレードできる人こそが勝つのではないだろうか。天井で空売りを入れるなんていうのは別にできてもできなくてもいいと思う。でも、天井で利益確定をするメンタルは必要だし、買いを入れない我慢も必要。以前ブログに、ある資源株を利確して、まだ上がり続けていて、売ってしまって後悔した、、、という話を書いたのだけれど、今はあれが大正解だったと思う。だって、買値付近まできているのだから今となっては、あれで正解だと認める。相場は頭と尻尾をくれてやれ!という格言がある。頭まで食べようとするから、損した気分で後悔していたのだ。でも、ちゃんとある程度の利益を出せば、それでいいのだ。これも納得しないとなかなかできない。
私は「きんたろうあめを作る」ことが人生ではなんでも必要なのではないかと思っている。どういうことかというと、いつも同じ結果を出すという意味。
好みのレストランで、毎回違う味を出されたらがっかりするし、突然、おいしいと思っていたアイスクリームを買ったら、まるで味が違った、、なんてことになったら、残念で仕方がない。プロはいつも同じ結果でお金を得ている。株だってたぶん、同じなのだ。もちろん、相場が軟調な時と堅調な時で利益を出せる金額が違うことを言っているのではない。どんな時でも負けないメンタルを保てるか?という意味。

負けないメンタルってなんだろう?

エントリーに失敗すれば、当然負ける。失敗しないエントリーをするメンタルが必要。要は、きちんとストリーを作り上げてエントリーをすること。これ以上にないのではないか?ストーリーと異なれば、損切するか、予定通り買い下がるかどちらかだ。これがなく、やみくもに買い下がりもせず、損切もせずというのは、、、負けるメンタルが強いということになるから勝てないのではないだろうか?
もちろん、ポジポジ病などはもってのほかだ。ポジポジ病になるときはテクニカルも無視する。ちょっと高いけどトレンドは上昇だからいいのではないか?下げ止まるところまで来ているからいいのではないか?決定的な確信もなければ、難平、損切の予定もなくエントリーしてしまう。ポジションを持ちたいだけだから、損が大きくなる。
ここで買えば間違いないというところでいつも買うという習慣をつけなくてはいけない。それがたぶん負けないメンタルの一つ。
もう一つは、天井だと多くの指標が示しているときにポジションを持たず、底打ちをじっと待つメンタル。待っているだけではもちろん買えないという話もあるけれど、たいてい、相場は半月とか長くても3か月とか、配当落ち日を過ぎれば多少の下げはやってくる。そこまで待てる人になればいい。目安がわからないから、待っている間にやきもきして、もう待てない!と思って突入する。そして、数日後大きく下落を迎える。私は今までこの繰り返しだった。待つのが大事と分かっていても、やってしまうのだ。要は理解できていなかった。理解できるときとできない時があってはいけない。「きんたろうあめ」のように常におなじことをしなきゃいけないのだから。

最善を尽くしていればたぶん、損切も早い

蛇足になるけれど、たぶん、負けないメンタルで、指値を入れて逆に持っていかれた時は、自然と損切ラインも決めている。だから損切りしても悔いもなければ、大惨事には至らない。負けるメンタルが強いと含み損を見てもそれほど気にならないのだ。負けないメンタルが強いと、たぶんちょっとの含み損でもストーリーが違っていると思えば切ることができるのではないだろうか?そもそも負けないところでエントリーしようとすると、ここで損切りだと思えるところで、逆指値を入れている。

終わりに

これは偉そうに書いていて、実は今の自分にきちんと伝えたいことで、もしかしたら、違うと思う方もいるかもしれない。とはいえ、我慢って相場に大事だと思っている。そして、結果を出せる、利益を出せるエントリーって実は、自分の持てる力で最大限にチャートを見たり、板を見てエントリーしていることが多い。ちょっとでも面倒だなと思って、チャート、高値、安値、時計を見るなどといったルーティンの何かを怠ってエントリーすると失敗するし、うまくいかないことが大半。特に、自分都合で相場に挑んだり、体調すぐれない時に相場に挑むと、負けないメンタルが満ち足りていないので、失敗する。無理しないっていうのは、負けないメンタルが強いってことで、相場に強くなれるメンタルだと思う。メンタルが強いといっても、自分がどんなメンタルに強いのかまずは知ることが大事だった。

取引手数料無料だからこそうまく使いたい

楽天証券もSBI証券もどちらも取引手数料が無料になった。上手に使いたいと思う人は多いと思う。そして、負けないメンタルを強くする味方になってくれるツールがどちらの証券会社にもある。はっきり言って、大手証券会社にはついていない注文方法ではないだろうか。ネット証券ならではの注文方法なので、上手に使いたい。何しろ手数料無料なのだから。

どんな注文方法かというと、買値と2種類の売値をあらかじめ設定して注文する方法。もちろん、今持っている株に対して、2種類の売り注文入れることもできる。2種類の売り注文というのは、一つは利確の売値。もう一つは損切の売値、いわゆる逆指値ということ。これを設定しておくと、自動的に損切りされてしまうので、含み損は決まった額にしかならないメリットがある。SBI証券だと「IFDOCO」というのがあるし、楽天注文だと逆指値付き注文などといった名称になっている。これらはセット注文と呼ばれることもある。セットしておけば、面倒なことはおきない。もちろん、ちょっと違うと思えば、変更もできる。ただし、変更が多いとミスもしがちになるのであまりお勧めできない。ただ、あまりにも上昇していいて、そのまま持ち続ける時などは良いと思う。買値より下の逆指値は変更しておきたいところだ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?