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ポストクロッシング と お江戸の識字率 と 平林




実はこの春先から『Postcrossing(ポストクロッシング)』を始めました。

ポストクロッシング とは、世界中の人とポストカードを送り合うことを楽しむサービス。

ただし、1:1での往復間書ではありません。

Aさんからポストカードをもらったら、今度はBさん宛てにポストカードを送るのです。

一期一会での出会いに万歳!なシステムが、2021年までのおよそ16年という長い歴史の中での大きなトラブル回避に一役買っているのかもしれません。

《Postcrossingのシステム》
1. ランダムに選ばれた世界のどこかにいる誰か(Xさん)の情報を登録サイト内から取得する。
2. Xさんにポストカードを書いて送る。
3. Xさんがポストカードを受け取ると、Yさんからポストカードが届く。


これを繰り返すだけの至ってシンプルな流れ。

本当にたったこれだけのことなので、人によっては、魅力も興味も感じられないかもしれません。

ね、だって、ポスタカードがただただ世界中から送られてきて、手元に増えるだけのことなんですから。

それを、「ただポストカードが増えるだけ」と捉えるか、はたまた「コロナ禍の“世界旅行”」「世界中からの贈り物」と捉えるのかは、個々人の価値観によるので、人の好き好きで良いと思うのです。



少なくともわたしにとっては、このポストクロッシング は「未知の世界への扉」だったりするわけです。世の中に疎いわたしが、知らない世界に触れて、学ぶことができる希少なチャンスなのです。


今、ポストカードって1枚150円くらいですよね。

では、ハガキでのエアメールって、1通いくらくらいだと思います?

実は一律70円!!!

思ったよりもお安くなかったですか?

(ちなみに例外もあり、南極にある昭和基地に送る場合はなんと国内と同料金!2021年現在では63円です。お隣の韓国に送るよりも安い!)



コロナ禍に世界旅行ができて・・・
知らない国についての文化や歴史などを学べて・・・
英文の書き方もちょっと勉強できて・・・

and more・・・

それが220円くらいで叶ってしまうのだから、なんと画期的なシステム!素晴らしい!!!

世界の知らない街の片隅から、新しい風に乗って海の香りやお日様の匂いが届く感動は、手書きの文字のあたたかさを目の当たりにして、一層胸に際立ちます。

たった1枚のカードですが、船や飛行機、クルマなどに揺られて世界を旅してきたこのカードは様々な景色を眺めながら私のもとにたどり着いたんだなぁと感慨深いです。

うーーんっ、なんて浪漫ティック♪



ところで、古典落語演目には、手紙をはじめとする“文書”を扱った噺がいくつかあります。

例えば【平林】

【平林】は、商家の小僧さんがお遣いの手紙を平林さんに届けるまでの展開をコミカルに描いた滑稽噺。


落語に“文書”が出てくる場合、大概それは「字が読めない登場人物の誤解釈がユニークだよね」というところにオチがついています。

とは言っても、落語が流行った江戸時代の日本人の識字率は相当高かったようす。

江戸後期ともなれば、八百八町のお江戸の民の約70%は読み書きができたのだそうです。これは当時の諸外国と比較しても群を抜いて世界一の識字率だったとも言われています。

そして、現代では日本人口における99%もの人が読み書きできるとのこと。

それだけでも素晴らしいことなのに、日本では英語学習が義務教育に組み込まれています。しかし、悲しい哉、本当の意味で英語を話せる日本人の割合というのは、一説によると10〜20%程なのだとか。

あれれ。・・・シュールぅ〜♪

哀しんだ文科省が気合入れて、小学生からの英語教育を導入したので今後に期待!!!

そして、大人たちは自分たちの時代の英語教育を嘆く必要はありません!我々は、文明の利器であるインターネットをもうすでに手にしているのですからー♪

現在日本のインターネット普及率は90%を超えており、わからない異国の言葉もネットが教えてくれる時代になりました。

こんなに便利な“秒速ユビキタス社会”がわずか150年後に訪れただなんて、江戸の人々もきっと驚いていることでしょう。


さて、ポストクロッシング は、送り先の国を問わずに英語表記を使用する場合がほとんどです。

日本から中国や韓国に送るときでも、英語表記なのがなんとなく不思議だったりします。

英文が堪能では無いわたしは“文明の利器”にガッツリ頼りながら、拙い英文を書きます。ネイティブの人は、絶対こんな表現を使わないよなぁ〜と思いながら。笑

さらに去年、落語Tシャツに英文を入れてみたんです。英語を母語としている人にとっては不自然なのかもしれない・・・が、堂々と着ている恥知らずなワタシ。←


まぁ、調べつつ、短文ながらも英文を書いてみようとすることが学びへの一歩かなぁと。そして、英語圏の人からポストカードを受け取ると、いかにもネイティブらしい表現が書かれているので、それを読むことや調べることもささやかだけど勉強になるなぁと。

まだ始めたばかりですが、ポスクロはわたしの知的好奇心を刺激してくれる楽しい遊びです♪


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興味ある方は、以下のブログとyoutubeを参考にするとはじめやすいですよ♪

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《Postcrossing公式サイト》

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誰でも参加できちゃう!
大人の文化祭やってます♪
2021年もまだまだ突っ走ります!
ご参加お待ちしてます☆









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