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日本最初・重要文化財の温泉宿!百年名家に登場した箱根湯本・萬翠楼福住。

レトロな写真の建物は一体??上記、7月11日の新井旅館に続き、BS朝日の「百年名家」で、私の好きな関東近辺の温泉旅館が紹介されました。番組の回し者ではありませんが、どこかで書きたいと思っていたので、便乗して上げてしまいます。箱根湯本で江戸初期から続く温泉宿=萬翠楼福住。

レトロな写真は明治に建物ができたころのものですが、現在も…。

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緑が増えて見えにくくなっただけで、左の金泉楼と萬翠楼の2つの建物はほぼそのまま残されており、重要文化財の指定を受けているそうです。

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宿泊させていただいた金泉楼の入口部分です。手前は後に鉄筋コンクリートで作られた新館部分のロビーになります。蔵造りの擬洋風建築なのですが、中味は和風の設えで、ところどころに擬洋風ならではフュージョンが見られます。

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最上階に泊まりました。この両開きの扉はいかにも擬洋風。

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和室なのに、天井はこの擬洋風なモールディングです。

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窓も、いわゆる上げ下げ窓(ハング窓)になっており、西洋風にしようとした日本の大工の苦心惨憺が偲ばれます。

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和室なのですが、天井の明かりもこれです。

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床脇の作りもユニークです。

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小襖的な欄間部分の日本画も素敵です。

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お隣の萬翠楼も同様の擬洋風建築ですが、こちらは内装がさらに充実しているそうです。訪れた日は別の宿泊客の方がいらっしゃったので、残念ながらのぞけませんでしたが、松林桂月など日本画家の花鳥画の天井画が見事なようです。

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2つの重文建築物の近景です。もちろんお湯もいいお湯ですが、新井旅館ほどの建築物としての面白さはありませんので、悪しからず。

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