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ART WALKER

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国宝のそばで浸る温泉・富貴寺大堂と蕗の薹(大分県豊後高田市田染蕗)

 連れ合いからの「GWに大分の石仏や摩崖仏を見たい」という思いつきにはじまり、いろいろと調べあげて宿泊できる宿を探して、たどりついたのが「蕗の薹」さん。大分に4つある国宝のひとつ=富貴寺大堂のすぐ横で、富貴寺が営む温泉宿。奇跡的に2日の夜だけが空いていたので、午前半休にして夕方に大分空港へとたどり着きました。空港から豊後高田へ向かうバス=ノースライナーの16時40分空港発に乗れれば、田染中村の停留所近くにある元宮摩崖仏を見学しながら、お宿の方にここまで迎えに来ていただける予定

斑鳩~塔の見える古代的風景の楽園

 年末の奈良シリーズ。慈光院から世界遺産=法隆寺へと散歩しました。最近の寒さほどには冷え冷えとしてはいなかったので、ほどよいピクニック気分が味わえました。遠くに見える高圧線をのぞけば、塔が建てられた奈良・白鳳時代の風景と大きく変わらないのではないかと思わされる、長閑な田園風景が広がります。慈光院から法隆寺を目指して、なだらかな丘を越えて行くと、法起寺の三重塔(タイトル写真)が見えてきます。懐かしくもあり、時間旅行をするような異次元感もある、この景色が昔から好きです。 100

民芸の楽園・富本憲吉の生地=うぶすなの里で宿泊

ほぼ1年ぶりの投稿となりました。すみません。忙しすぎて…。年末年始は久しぶりにゆっくりしました。その年末ゆっくりのスタートが、ここ、奈良県安堵町にある、うぶすなの里での宿泊でした。JR法隆寺駅と近鉄平端駅のちょうど中間くらいにあるのが、この和食オーベルジュ的なこの宿なのですが、人間国宝第1号・民芸の陶芸家=富本憲吉の生家跡地につくられた旧富本憲吉記念館をリノベして、5年前にオープンしたものなのだそうです。  奈良の農村地帯らしい、古民家が身を寄せ合うようにたたずむ集落を抜け

雪の初詣@京都・清水寺とフォション・ホテル 川瀬巴水と東山魁夷を思う。

 実家の諸事情もあり、2021年の大晦日は京都市内に宿泊し、元旦の早朝に清水寺へと初詣して参りました。大晦日の午後から降り始めた雪は、京都市内でもうっすらと積雪して、早朝の清水寺は川瀬巴水の木版画ばりの見事な雪景色。さすがに、版画ほどには降ってはいませんでしたが。 経験したくても、なかなか経験できない清水寺の雪景色に年明け早々巡り合えたのは、運が良かったです。  この初詣と並んで楽しめたのが、昨年オープンしたばかりのフォションホテル京都でのホテル・ステイ。フランスの19世

日本美術の楽園・MOA美術館@熱海

夏休みになり、お盆になりましたが、世間は相変わらず何となく遠距離観光には控えめな環境が続いています。関東圏のマイクロツーリズムなら熱海もひとつ魅力的な温泉ですが、熱海はやはりこの美術館に是非立ち寄りたいですよね。 熱海の市街地の急斜面の上にあるMOA美術館です。玄関ロビーあたりから熱海の市街地と海が上の写真のような感じで見下ろせる場所にあります。駅南口から直通シャトルバスが運行されておりますので、そちらをご利用下さい。歩くと今だと熱中症確実な斜面です。 ここの代表的な収蔵

上野で盛り上がり中!!ロンドン・ナショナル・ギャラリーの「来てない絵画」

今、初来日の名作群が、上野・国立西洋美術館で話題となっているロンドン・ナショナル・ギャラリー。2015年、あるアーティストの欧州ツアーに同行したときに、ロンドンで空き時間に覗いてきました。こんなに早く日本に来るとは思ってなかったので、一時間半でかなり無理なスケジュールで、近代フランス絵画とターナー、スペイン絵画、ダ・ヴィンチあたりを超駆け足で回りました。 美術館正面から振り向くと、トラファルガー広場ごしのビッグベン。 入口部分から気分が高揚しますね。天窓の天然光の使い方が

日本一危険な国宝=投入堂@鳥取

 日本一危険な国宝として知られる投入堂。数年前に家族で参りました。日本一危険というだけあって、あまり年をとってから行くと行きつけないのではという不安感もあり、トライしてきました。鳥取とは言え、一番西寄りの倉吉から少し内陸に入った三朝温泉を拠点に行くのが正解です。三朝温泉で宿泊した木屋旅館さんが、三徳山三佛寺の登り口まで車で送ってくれました。ありがとうございました。 下の駐車場あたりから、投入堂が遠くに見えます。見えますか? これでいかがでしょうか? 真剣な修験道の行場で

理想宮という名の、究極の私的楽園・シュヴァルの理想宮@オートリーヴ(フランス)

上記、ボキューズ&ラ・ピラミド体験をしたフランス取材撮影旅行の時、無理矢理行程に組み込んだのが、アイコン写真にあるシュヴァルの理想宮でした。パリから南仏へ国道7号線を旅するという企画だったので、ヴィエンヌからアヴィニヨンへ向かう途中に、7号線からかなり逸れに逸れてやって来たのが、フランスの「へそ」くらいの位置にある田舎町=オートリーヴでした。あの時巻き込んだ取材班のみなさん、完全な公私混同であったことを謝罪致します。 シュヴァルさんは、20世はじめにこの村で生きた郵便配達夫

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アール・ヌーヴォー建築の楽園=マチルダの丘@ダルムシュタット/ドイツ

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"コンクリート建築の父"「ル・ランシーのノートルダム教会(オーギュスト・ペレ,1923)」[建築アルバム]

【3/8@バルセロナ🇪🇸】カサ・バトリョの世界観に魅せられて。

やほ。 1日、忙しなく動いて*、やっとたどり着いたカサ・バトリョ。 *サンパウ病院→サグラダファミリア→バルセロナアート美術館→カタルーニャ駅→カサバトリョ→サグラダ→バトリョ。 本当はカサ・ミラも見たかったけど、それはまた明日で。 想定見学時間が「想定」ではない夕方のタイミングで見学を断念したのは、カタルーニャ駅の周りを見すぎて、時間的にもきつくなったのもそうですが、 16時くらいの段階で、そこそこ見学客が列を成していたからです。 こういう芸術系はエンドレスで満足

バルセロナの建築 ガウディの作品群

バルセロナは美しいビーチも美術館もあるが、一番の見どころはガウディの建築物だろう。建築を学ぶ弟と行ったということもあり、できる限り多くの建築をみた。 グエル公園一番有名なグエル公園は公園にも関わらず夏は入場制限をしており予約がなければ入ることができなかった。2年前の観光本を見ていたからかその情報がなかったのが悔やまれる。 しかし有名なタイルのトカゲがいるところ以外は見ることができ、広大な公園を散歩した。とてつもない暑さで、やはりスペインの夏はドイツとはわけが違うと実感した

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パリは春が最高!デパートで楽しむパリ。

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横浜の日本建築テーマパーク?三渓園 マイクロツーリズム編