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都会のオアシス2 こはぜ珈琲(東京・日本)


夜のこはぜ珈琲。今日は夜を自分だけのために使いたい人のために。

東京の皆さんお待たせしました。今週のオアシスは東京のカフェです。早稲田大学の裏手にあるこはぜ珈琲は、私がよく遊びに行ったり本を読みに行ったりする場所です。店の奥に電源スペースが充実していて、漫画本も多いし、なんかくつろげる場所なんですよね。学生街だからか、あまり肩肘張らない感じというか、カフェだけどオシャレぶってる感じがないというか。そこがまたいい。

こはぜの店長はお知り合いというか、一緒にご飯も食べに行ったような仲なので、前々から気になっていることを聞いてみました。あまり特別なことはしてないように見えるこのカフェはなんでこんなに居心地がいいのか。不思議に思って店長に聞いたところ「うーん。何度か来るお客さんのオーダーを極力覚えるようにしているんです」とのこと。いつものですね? と聞くことでお客さんは次第にここが自分の場所だと感じるようになるようです。これって旅館の女将の接客と同じですよね! でもカフェは旅館と違って滞在時間も短いのでこはぜの店長はものすごく記憶力に長けているようです。

「あとはお客さんがお店に来た瞬間と、帰る瞬間、この2つだけ大事に声をかけて接客するようにしています。あとは放っておく。たくさん話しかけられるとお客さんも疲れるから」とのこと。そっかそっか。やっぱりでしゃばりすぎず、でも放っておくでもなく、というバランスを考えたところ、最初と最後だけ話しかけるという接客の黄金比に辿り着いたのでしょう。
こはぜ珈琲は、ふらっと訪れても素晴らしいお店ですが、このように定期的に通えば通うほどその魅力が深まるカフェ。これぞ自宅と職場(学校)ではカバーしきれない何かを繋ぐ都会のオアシスではないでしょうか。そしてこの温かみは、都会に上京して早稲田大学に通う生徒にとってなんと心強いことでしょう。

※当記事は以下のメールマガジンより抜粋したものです。面白いと思ったらこのような記事を週に1度配信している下記のメールマガジンをご登録いただけると大変ありがたいです。


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