感情の居場所
感情をそのまま出す
泣いたりわめいたり
足をバタバタさせたり
言葉にできないことを表現する
なぜダメかわからない
なぜ痛いのかなぜ怒っているのか
自分のことも相手のこともわからない
ポロポロ涙が出続ける
わかってほしいから
納得したいから
どうやったらこの感情が止まるのか
わからないから
いったいどうなってるのかわからない
大きな声で泣く
おとなになってもあまり変わらない
よくわからない
相手に伝わらない
どうしたらいいのかわからない
でも違うのは
泣かないこと
感情をそのまま出せなくなった
なぜだろう
むしろ感情を出さないために
そういう状況にならないように
先手を打っている自分
でもあの日から
感情を出せるようになった
ひとりだけには出せるようになった
自分がぐるぐる回っていることも
そのまま伝えるようにした
わからない自分をわかってくれるわけではない
むしろ鈍いのだ
だけどそのままにそのままに
受け止めてくれる
そこは小さな自分にとって
感情の居場所