㉔ファンシーフリー　～ POPCONから解散 ～

26回ＰＯＰＣＯＮつま恋本選会の後、かけもちでなんとか頑張ってくれていたギターのM戸君が、やはりスケジュール的に厳しく残念ながら脱退することなった。人柄もよく仲良くなっていたのでとても淋しかった。

脱退したM戸君の替わりに参加してくれたのが、オズマ。なんでオズマなのかと思った。マグマ大使みたいな感じ。
オズマは寡黙な九州男児だったが心根はとても優しく、綺麗な目をしていた。
でも、結構女性とのつきあいはお盛んだった。らしい。
彼もヘビメタのバンドをしていたが、音楽の幅を広げようとしたのか、M戸君の圧力に屈したかはわからないが、かけもちで入ってくれた。

そして迎えた「27回ＰＯＰＣＯＮ」エントリー曲は「日曜はジャングル」
ヒューババン！

しかしこの回は惜しくも「優秀賞」 グランプリは「未来」を唄った「ＺｉｇＺａｇ」だった。前回の「ＺｉｇＺａｇ」からギターのK藤君が抜けてF井君が加入、ドラムもT賀君に替わり、曲も演歌ロックから様変わりしていた。

じつは経緯は覚えていないけど、初代ドラムが抜けて次のドラムが見つかるまで僕が「ＺｉｇＺａｇ」でドラムを叩いていた時期があった。
「未来」「よーこそＤａｎｓｈｉｎｇ」という曲をヤマハで録音もさせてもらっていて、その時「あれっ、やばいな、これグランプリぽい」って正直思った。
で、その後正式にT賀君がメンバーとして入り、見事グランプリを受賞。
T賀君は僕が叩いた「未来」よりタイトで若々しく素晴らしいドラミングだったし、すっかり「ＺｉｇＺａｇ」になっていた。

そして第二期「ファンシ・フリー」でも、いろいろな活動をしたが、オズマも脱退、新加入はまだ高校生のＴ君。

高校生とは思えないくらいテクニックはあった。曲に対するアプローチの仕方や音色、フレーズはとてもいいものを持っていたと思う。

が、彼とも「Hらいぶしーん」や「Fフェスティバル」などでステージを共にしたが、受験の為、脱退。

３人のギターが入れ替わったのは僕のバンド人生の中でも「ファンシー・フリー」だけ。そしてついに解散することになった。

仲はよかっただけに残念だった。打ち上げは勿論、ふだんもよく一緒に呑みに行ったりしてた。

バンドがなくなる時はいつもそうだが胸の中にぽっかり穴があいてしまったような寂しさがある。
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昔のチケットの手作り感はいいなぁ♪