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ガイドの私のおすすめ場所 江戸東京博物館

通訳ガイドのぶんちょうです。通訳案内士として外国人観光客と一緒に行く場所のひとつ、江戸東京博物館(通称、江戸博)は個人的にも好きな場所です。場所は東京、両国駅からすぐ。JRでも都営地下鉄でも行ける便利な所にあります。

JRのホームからも建物が見えます。設計は有名な建築家、菊竹清訓で1993年に完成。この建築の好き嫌いは別として、とにかく圧倒されるのはその外観の巨大さでしょう。

ガイド目線で言うと、この博物館の良さのひとつは「とにかく外国人受けがいい」に尽きます。なぜか。体験型の博物館だからです。博物館のテーマは名前の通り、江戸から東京にかけてなのですが、展示物の多くが精巧に作られたジオラマであったり、原寸に近い復元模型なのです。

やはり百聞は一見にしかず。いくら私が昔のことをがんばって説明してもビジュアルで、じゃんと目の前に出されたら、そりゃかないませんわ。中に入るとまず原寸大に近い日本橋をを渡るのですが、この時点で外国人観光客も大興奮です。何度も来ている私でさえ、なぜか来る度にワクワクします。

江戸ゾーンでは、長屋ごと再現された大工さんの家や寺子屋、自宅で生まればかりの赤ちゃんをお産婆さんが産湯をつかわせているシーンなどが人形によって表現されています。他にもたくさんの体験型の展示物があるので大人も子どもも飽きずに楽しめる場所です。

その下の階は東京ゾーンになっていて、時代は江戸から明治、大正、昭和と移っていきます。ここでも時間が合えば鹿鳴館で踊る人たちの動くジオラマを見ることができます。展示コースの最後にある昭和のコーナーは私にとって懐かしき場所です。

ガイドをしていても楽しいし、日本のことをよく知らない外国人にとって、楽しく日本を学べる場所です。そして外国人だけでなく、もちろん日本人にとっても同じです。大人同士でも、子どもと一緒でも楽しめる場所としておすすめします。

もう一つだけ。博物館を出れば両国の街。そう国技館のある相撲の街です。ちゃんこ鍋屋さんも周りに沢山あります。博物館のついでにちゃんこのランチはいかがですか。


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