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昆虫食 サソリのお味

通訳ガイドのぶんちょうです。
環境問題解決の一助にと言うことで話題になっている昆虫食。ツアー中に食してみました!

写真の自動販売機で、好きな虫くんが選べます。コオロギ、タガメ、セミ、サソリ、タケムシ(バンブーワーム)アメリカミズアブ。

居並ぶ虫達の名前とパッケージのリアルな絵に怯みました。そこで、写真だけ撮って早くその場を離れたくなったのですが…。

今日の私のゲストは日本に何度も足を運んで高級料理を食べてきた大のグルメかつ好奇心めちゃくちゃ旺盛なアメリカ人。「食べてみたい!」とのたまうのです。

おう、それもありかも。「う〜ん、じゃあ何にする?」と虫の説明をしながら彼のメニュー選びを手伝います。

イナゴの佃煮なら、少しだけ食べたことがあるので、せめてコオロギ辺りで着地してほしかったのですが、なんと「サソリにする!」と。

まず、お値段は1200円。ランチだって食べられる値段です。自動販売機の中にお札を滑らせ、続いてコイン。「サソリ」のパッケージのボタンを押します。なんだかドキドキ。

ペットボトルのような重さがないので、コトンと軽い音がして、下の取り出し口に透明なプラスチックの筒が落ちてきました。

筒の中には、更に小さな小さなビニール袋が入っています。一体どんなのが入っているのだろう。無言でゲストがパッケージを開けるのを、私もジッと見つめます。

ゲストの手に乗るサソリ

なんとまあ、可愛らしい大きさなのですが、見た目は昆虫採集の見本のように、ほぼ完璧。これは私にはハードル高いです。

でも、食べてみる?と聞かれて、思わず「じゃあ、そこの小さなカケラを食べてみる」と大和魂のほうもカケラだけを見せてきました。

まず私から食べます。サクッととした軽い食感は、かっぱえびせんみたいな感じ。まずくない。むしろ、おいしいです。微量でしたが、何の匂いもなく、これなら抵抗なく食べられると思いました。

「本体」を食べたゲストの感想も全く同じでした。「サクサクでおいしいね」

昆虫そのもののとして売っている物のほかに、ジャイアントコオロギクッキーなるもの、タガメサイダーも同じ自動販売機に売っています。

自販機の説明によると、クッキーは生地にパウダーが練り込んであるだけでなく、大コオロギがどかんと丸々乗ってるそうな。タガメサイダーはフルーティらしいです。

寿司一貫の半分にもならない大きさを考えると、東京の超有名寿司店の握りより高級な食材となりますよね。今のところは!


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