見出し画像

今年最後に「書く」を学ぶ

通訳ガイドのぶんちょうです。12月30日。年末だけれど、あえてこの日に講座をひとつ受けました。見よう見まねで始めたNoteが100記事を超えたけれども、毎回このテーマでいいのだろうか、この書き方でいいのだろうかと、心のどこかで引っかかっていました。

そこから、来年は「日本語を書く」ことにもう少し向き合っていこうという気持ちが生まれました。

そして見つけた講座の開催日が12月30日。年末なので急な仕事も入ることもないので、むしろちょうどいいタイミングと思い、来年を待たずに申し込みました。

時期が時期だけに受講者は私一人でした。2時間半のなかに実際のワークが4本もあり、テーマに沿って限られた時間で書いていきます。緊張の瞬間でした。Noteを書くのに時間制限はないけれど、時間を区切られる課題は初めてで、嫌でも脳みそをフル回転させて言葉を探しに走らされます。

でも、なんとか無事に書き上げ、全力を尽くして講座を終えた後は、一汗かいた後のような爽快感を味わえました。これも先生が優しく行き先を導いてくれたおかげなのですが。

考えてみれば、母国語で何かを書く練習は、はるか昔の学生時代の国語の時間に感想文を年に1,2度書かされた程度。しかもノウハウは教わっていない?ような気がします。

ガイドの仕事も人に伝える仕事。日本の魅力をひとりのガイドが「どう切り取るか、どう表現するか」で受け取り手である外国人観光客の日本に対する印象は大きく変わってきます。

今日、日本語を書くことに少し向き合ったことで、ガイドという自分の仕事についても、奇しくも再考するきっかけになりました。考えてみれば、物事をどう切り取るかは、使う言語に関係なくその人の個性です。

今日いちばんの収穫は、日頃私が書くと言うことに対して、ぼんやりと感じていたことをきちんと言語化された形で確認できたことです。「そうじゃないかな」が「やっぱりそうなんだ!」に変わる時がいちばん、専門家に習ってよかったと思う瞬間ではないでしょうか。もちろん新しいことも沢山学ばせてもらいました。2021年、今年の漢字一文字は「学」かな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?