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RAKSUL DESIGN MAGAZINE

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RAKSULに所属するデザイナー、メンバーが書いたデザイン記事を、まとめたマガジンです。
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#UIUX

プロダクトデザインからイベント運営サポートまで|RAKSULでの2023年を振り返る

さあ年末ですね!みなさん、いかがお過ごしですか?⛄️ この時期はアサヒ生ビールのCM「お疲れ生です。」がより一層、心に沁みます🍺 私は、RAKSULに入社して1年ちょっと経ちました。 デザイナーとして幅広い経験をさせていただいた年だったので、大きく2つのトピックで振り返ろうと思います✍️ 1. プロダクトデザインRAKSULでのプロダクトデザイン はじめにRAKSULのデザイン組織は横串組織です。そのため、様々なプロダクト開発に携わる事ができます。 ユーザーのペルソナも

デザイナーの自分がノンデザイナー向けにUXリサーチの勉強会をした話

RAKSULのデザイナー Takesueです。あっという間に年末ですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか、私は師走真っ只中といった具合でございます。 先日、社内勉強会「ノンデザイナー向けデザイン寺子屋」にてUXリサーチをテーマに勉強会を実施しました。 ノンデザイナー向けデザイン寺子屋とはRAKSUL内のさまざまな職種の方達にデザイナー主導でデザインに関する知識やノウハウを提供している不定期開催の勉強会です。目的としてはデザインの社内浸透やメンバー同士のコミュニケーション活性化

『機能面』と『情緒面』の2つの側面を意識する。Takramと考える「UXライティング」ラクスル社内勉強会レポート

こんにちは、「RAKSUL DESIGN MAGAZINE」です。 デザイン・イノベーション・ファーム「Takram」とラクスルの2社で、定期的に開催している勉強会。先日は「UXライティング」をテーマにした勉強会を行いました。 ラクスルは2020年にデザイン推進室を発足して以来、デザイン経営を軸に事業を展開しています。今回勉強会のテーマとして設定した「UXライティング」は、ことば(伝え方)をデザインするという観点から、ラクスルの全社員に関わる内容で、非常に重要なテーマになっ

直帰率が高かったノベルティECページのデザインをアップデート。改善したお話

こんにチワワ、ラクスルのデザイナーの竹末です。 今回はノベルティECサービス(https://novelty.raksul.com/)で、チームにデザインをフルボッコにされ、改善を行った時のお話を綴ります。 「君の作ったデザイン、全然ダメ。」という話ではないので悪しからず。 僕はそう思ってる、そうであるはず、そう願っている。 課題発見 某日、広告からカテゴリーページに流入したユーザーの直帰率が高すぎるという事が課題に上りました。 広告からの流入は作れているが、直帰率が通

UXデザインカンファレンス『UX STRAT』と『CSS DAY』の参加を通して学ぶ。デザイン指針の必要性

こんにちは、「RAKSUL DESIGN MAGAZINE」です。 2018年6月、オランダのアムステルダムで開催されたUXデザインのカンファレンスに2つに参加してきました。UX戦略とUXデザインに特化した「UX STRAT Europe 2018」が6月11日・12日に開催され、フロントエンドやテックの話も少し入った「CSS DAY 2018 UX Special」が6月14日に開催されていました。 ラクスルは2012年からネット印刷のサービスを提供してきました。この6年

「ノベルティECサービス」をリリースするまでのプロセスと、デザイナーの備忘録。

こんにちは、「RAKSUL DESIGN MAGAZINE」です。 2019年4月17日にノベルティECサービスをリリースいたしました。 Webサイト上でノベルティへの名入れが行えて、注文が出来るサービスです。 この記事では、ノベルティECサービスのリリースまでに行なった、デザインプロセスや所感を自分への備忘録も兼ねて、時系列順に綴ってみました。 プランニング・キックオフ酷暑だった2018年の夏、ノベルティECサービスのキックオフが行われました。 メンバー構成はビジネスメ

SaaSプロダクト開発には欠かせない。Takramと考える『デザインシステム』 ラクスル社内勉強会レポート

こんにちは、「RAKSUL DESIGN MAGAZINE」です。 近年、国内外のB2B、マーケットプレイス企業で導入されている「デザインシステム」。プロダクト開発には欠かせない考え方となっており、特に画面数の多いB2B向けのSaaSプロダクトにおいてはデザインシステムの作成はマストになりつつあります。 要はデザインシステムをしっかりと設計することが、ひいては事業成長につながるわけです。 今回Takramのメンバーをラクスルにお招きし、デザインシステムの考え方やメリットにつ

ビジネス・ユーザー・世の中…3つの視点で考える「デザインコンセプト」 実務導入編

こんにちは、「RAKSUL DESIGN MAGAZINE」です。 デザイナーが言うコンセプトって何なのか。まずは大枠を捉えてもらうために、前回の記事では、A君がおばあちゃんにプレゼントを贈るという例で説明しました。 おさらいですが『デザインコンセプト』を作ると、何が良いのかというと アイデアの取っ掛かりが生まれる 改善ループに入ることができる アイデアとアウトプットの基準が作れ、全体の軌道修正できる ただ実際に仕事の現場で使えるデザインコンセプトは、前回の例だけで

“使い勝手”にこだわり、作り込むために。社内ユーザビリティテストのススメ

こんにちは!「RAKSUL DESIGN MAGAZINE」です。 今回は、ラクスルで実践している簡易的な社内ユーザビリティテストについてのお話です。 「社内ユーザビリティテスト」とは ユーザビリティテストは対象とするユーザーが思ったとおりにプロダクトを利用できるかを検証・評価してもらい、より確信を持ってプロダクトを作るためのHCD(人間中心設計)の手法のひとつです。しっかりとした「使い勝手」を作り込むことは、よいユーザー体験を作るうえでとーっても重要な作業です。 通常

理想のプロダクトへと導く。 0→1デザイナーの基本フォーム「デザインコンセプト」って何?

デザイン問題あるある こんにちは。長いことデザイナーやっていると、色んな人からこんな相談をされることがよくあります。 また別の現場では、 などなど。あなたはデザイナーに依頼して、そんな体験をしたことがありますか?もしくはデザイナーとしてこういう現場を体験したことがありますか?実際のところ、あるある問題ですね。こうした問題はさらなる問題を引き起こしてしまいます。 なんてこった!なんでこんな問題が起こるのでしょうか? 原因は大きく4つに分類できそうです。順不同です。 そ

良いデザインは、社会を良くする。「RAKSUL DESIGN MAGAZINE」始めます。

はじめまして。「RAKSUL DESIGN」です。 この記事を読んでくださっているみなさんは、ラクスル 株式会社(以下、RAKSUL)が、何をやっている会社かご存知ですか?デザイナーの方であれば、印刷ECサービス『ラクスル 』を利用いただいたことがあるかもしれません。 私たちRAKSULは「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」をビジョンとして掲げ、印刷ECサービスの『ラクスル』、物流サービスの『ハコベル』、広告サービスの『ノバセル』などを展開している会社です。様々な領