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持っている絵本は200冊以上!!現役保育士ママの絵本選びのポイント②

投稿遅くなりましてすみません。節分製作にようやく片がついたので、また定期的に投稿していければと思います!今日は、0歳と1歳の読み聞かせについてです。
実際私が読み聞かせていた絵本も併せて紹介しますね。

0歳児への読み聞かせの意味は?

「0歳児に読み聞かせって意味あるの?親のやってあげたっていう自己満足じゃない?」「0歳って絵本分かるの?」
そんな言葉を耳にすることがあります。

発達の段階として、0歳の視力は出生直後は0.01〜0.02、生後3ヶ月でも0.02〜0.03程度です。生後4ヶ月でようやく0.1くらい見えるようになると言われています。1歳ごろで0.2、3歳になるころには1.0くらいになります。
つまり、0歳時期にはほとんど絵柄は見えていないと考えていいでしょう。
では読み聞かせは本当に意味がないのか?と言われるとそうではありません。
視力の数字だけ見ると、絵本を楽しめないように思われますが、なんと、誕生後すぐに色覚は急速に発達して生後1ヶ月のころには赤、黄、オレンジ、緑の色の認識が出来るのです。生後4ヶ月ごろには、大人と同じようにさまざまな色を認識できるとされています。

また赤ちゃんの言葉の獲得は一歳前後とされていて、内容を楽しむ、といった意味での読み聞かせは一歳半ごろからと言われています。
しかし、絵本の読み聞かせは決してお勉強目的だけではありませんよね。
絵本の読み聞かせは親子のコミュニケーションの場となります。お子様を膝に乗せ、優しくかたりかける時間は、親子共にかけがえのない時間になります。
また、将来本にたくさん触れて欲しいと思ったとき、絵本や本が嫌いだと、そこから子どもの自主性を伸ばすのは難しいですよね。
物心つく前から、絵本を身近なものに感じることは本が好きになる第一歩となります。

そのことを踏まえると、はじめての絵本選びのポイントは色がはっきりしていて、子どもが触れてもいい丈夫さがあり、かつ親が読んでも楽しめることだと感じます。親子ともに楽しい時間にするためには、親もお話を楽しめることも大切だからです。苦手なものって、続かないですもんね。

0〜1歳児の絵本の選び方


前述を踏まえた個人的なポイントは、
①絵本のページが分厚いもの
②新品
③リズムに乗せて読めるもの
の3つです。

①絵本のページが分厚いもの

実際手に取ってみるとわかると思うのですが、乳児向けの絵本にはページが厚紙のように分厚い絵本があります。そうすることで、ページが破れにくく、お子様に手渡してもボロボロにされたり、うっかりページを食べちゃった、なんてことが減ります
(※ないとは言えません……どんなに分厚くてもやられる時はやられる……笑)
そういった絵本だと子どもに安心して手渡してもあげられますよね。
私個人としては、絵本は読みたいときにさっと手に取れる場所にあって欲しい存在なので、なんでも口に入れて確かめたい0、1歳の時期はなるべくこういった絵本を購入するようにしていました。

かしわらあきお先生のいっしょにあそぼシリーズ(出版社/Gakken)
は「しましまぐるぐる」「あかくろくろ」「ぶんぶんきいろ」の3冊を購入して読んでいました。
このシリーズには「けろけろみどり」や「みかんオレンジ」などもあります。

このシリーズはとにかく丈夫で、赤ちゃんの目を引く黒、白、赤など原色がたくさん用いられたり、赤ちゃんが反応しやすい顔がたくさん出てきます。穴あき仕掛けがあるものもあり、目が釘付けになること間違いなしです!
まさに赤ちゃんのための絵本シリーズとも言えます。

②新品

図書館や中古品を駆使しまくっている私。そしてそれを前回の記事で推奨していた私ですが、0〜1歳の時期だけは新品にこだわっていました。
というのも、前述したとおりこの時期の子どもたちはとにかく口に入れる!なので衛生面などを考えて、この時期の絵本はなるべく新品を購入するように心がけていました。
なんなら自分でブッカーを買って表紙をコーティングしていました。ブッカーをしておくとあとで表紙を消毒出来たりするので便利でしたよ。(ただし手間はかかるので任意です)
図書館の絵本だと子どもが手に取りたがったときに素直にどうぞ、とは破かれそうで渡しづらいですよね。
もちろん壊されたくない絵本はそのときに出すだけにしましたが、そうしてレア感が出るとそういう絵本こそ自分で触りたい!となってくるのでなるべく渡してもいい絵本だけを選ぶようになりました。

③リズムに乗せて読めるもの

これまた個人的な見解。0歳の読み聞かせは、リアクションが返ってこないから読み続けるのがしんどい笑
好きで読んではいるんだけど、反応が返ってこないのって読み聞かせ経験がたくさんあるとなおさら寂しく感じてしまうのです。
なので、親自身が読んでいて楽しめるようにリズムに乗せて読める絵本も選んでいました。
子守唄って大体どの親御さんも歌ったことがあると思います。その感覚で読み聞かせられる絵本もよく読んでいました。
その影響か分かりませんが……全然リズムとか関係ない文章の絵本を読んでいてやめた時に、「ねえママ、続き歌って?」(続きを読んで)と現在では言われるようになりました笑
我が家で読んでた絵本をいくつかご紹介しますね。

「いろいろおせわになりました」(やぎゅうげんいちろう作/福音館書店)
これ、乳児経験ある保育士さんならみんな聞いたことあるんじゃない?ってくらい有名なわらべうた、「おちゃをのみにきてください」を題材にした童歌絵本。後に楽譜も載っているので、知らない歌でも安心です♪
保育園では水分補給の時間に歌う先生も多いと思うので、保育園に預けることを考えている家庭は是非手に取ってみてください。
ページは薄いので我が家のはすでにボロボロですが、2歳になるころには自分でページをめくって歌いながら読めるようになっていました。
そしてこの絵本、よくよく絵をみると面白いお世話のなり方をされていて、読んでいて大人も面白いのでおすすめです!笑

「はらぺこあおむし」(エリックカール作、もりひさし訳/偕成社)
お次はみんな大好きはらぺこあおむし!こちらはボードブック版です。
内容は長めですが、音楽に乗せられるので0歳から我が家は読んでいました。
調べてみると分かるのですが、名作ということもありとにかく種類がたくさんある!
仕掛け絵本やサイズ違い、英語が併記されていたり、塗り絵が出来るものなどなど。こちらは赤ちゃん向けということでボードブックですが、是非お気に入りを探してみてください♪
我が家はちなみにこのボードブック版ですらボロボロにされ、次に通常サイズのものを買うがボロボロにされ、今あるのは3代目のおでかけ版のミニサイズのものです笑
それくらい大好き。保育園でも置いていない園はないくらい有名な作品です。

絵本うたセットとあるのでこちらを購入するも良し、他の作品と併せてCDを購入して聞くもよし、なんならYouTubeで流してもいいと思います♪
曲の長さにも関わらず全部歌える保育士も多く存在するので、私はそのまま読みながら歌い聞かせてます。
もちろん、曲なしで普通に読んでも楽しめます。
我が家は夫が読む時はどの絵本も基本曲なしですが、息子も楽しそうです。

エリックカール先生の作品で歌絵本と言えばあと二冊、「月ようびはなにたべる?」(エリック・カール作/もりひさし訳/偕成社)と「できるかな?あたまからつまさきまで」(エリック・カール作/くどうなおこ訳/偕成社)の二冊。
CDの絵本うたで探すと、はらぺこあおむしをいれたこの3冊のうたが一枚のCDになって売られています。
現在の職場やボランティア、実習先の園も含めて四つの園で置いてあったので、まあほぼ保育園にはあると思っていただいてOKな3冊です。
0〜2歳児クラスで読まれることが多いかな。
できるかな?は2歳児クラスの時、よくプールの前に準備体操を兼ねて流したりしていました。

見て楽しい、聞いて楽しい、歌って楽しい絵本たちですので、興味があれば0歳から見てみてください。

さいごに

これらがみなさんの絵本選びの参考になりますように!
他にもおすすめ絵本もありますので、機会があったり、コメントをいただければお伝えしていきたいと思います。
書いて欲しい内容のリクエストもあればいつでも受け付けております。

次回の③もお待ちいただければ幸いです。

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