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全力で生きたい
NHKでエレカシの宮本浩次が歌ってるのをみた。好きだな~すごく。彼はいつも全力で歌ってるようにみえる。上手く歌おうとかじゃなくて、声がかすれようが、髪が乱れようがペース配分を考えず、全力で歌っているように見える。計算ずくならそれはそれですごいと思うけど、たぶん違う。これがすごく格好いい。
昔、山岸凉子のアラベスクという古典的バレエ漫画があって、主人公が新しいバレエ学校で初めて踊りを披露するときに、すってんころりんと転んで笑われちゃうんだけど、最初からスピードをあげて高い足の角度で踊ることに、なんてダイナミック、恐ろしい才能だと先生とか教授とか深いところで見る人には驚かれるんだよね。
あとのことを考えずに動いてみたい。ばったり倒れるまで。どうしても先のことを考える。このあとどうしよう、倒れたら困る。仕事や家族が困る。余力を残しておかなければとどうしても思う。
何も考えていない子供の頃なら、先のことを考えずに動けるはずなんだけど、子供の頃から先のことを考えて動いていたから、もともとが心配性なのかもしれない。
意識を失うまでお酒を飲む人は、やっぱり全力で飲んでるんだろうか。あとのことを考えてないのって、それはそれですごい(と思うのは私だけかなあ)
あとのことを考えない。全力で何かをする。なんでもいいや、全力で洗濯でも全力で掃除でも。今に夢中になるみたいなそんな生き方。刹那的だなと思う時点でできるような気がしないが、試してはみたい。
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