いつもニコニコしてる人が鬱だった・・・微笑みうつ

鬱、最近良く話題にされる精神病の一つです。特徴としては、

一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスなどを背景に、脳がうまく働かなくなっている状態です。また、うつ病になると、ものの見方や考え方が否定的になります。厚生労働省HPより

まとめると気分の落ち込み、何も楽しめない、眠れない、食欲不振、疲れ増加(最近は身体症状とは逆のケースも有るようです)など、まああまりいいことはありません。

このように、基本的に鬱病の人は外から見てもなにかおかしいと気がつくことができます。

しかし、最近は鬱病も多様化し、様々な面を持つようになりました。その一つが微笑みうつです。

一見「微笑み」という語があり柔らかく見えるのですがその中身は普通のうつ病以上に凶悪と言えるかもしれません。

ではその微笑みうつとは何かというと「他人の前では明るいのに一人になるとうつ病の症状が出る精神病」です。つまり、微笑みうつの「微笑み」とは他人に見せる微笑みのことです。

このタイプのうつ病の方は周囲に心配をさせまいと他人には自分を取り繕い無理矢理自分を明るく見せ、周囲からは健全のように見られ、何なら自分自身がうつ病になっていることに気づかず、患者自身を含んだすべての人に気づかれないまま進行していきます。最近よく聞いてしまう芸能人の自殺もこれが原因のように思えます(素人目線)。全国放送で自分の負の側面を晒すことなんてそうはできませんから。

このタイプの人はとにかく優しい人です(普通のうつ病の方が優しくないわけではないです)。他人に迷惑をかけないように自分を隠してただ鬱の苦痛に一人で耐えているのです。

「そんな事知ったことか苦しかったら外に出せ」と思う人も中に入ることでしょうが、こういうタイプの人のほとんどは言うなればHSP気質の方と言ったらわかりやすいでしょうか。鬱に悩まされているのに他人への影響を心配しているのですから並の敏感力ではありません。

とはいえ外に出せという意見も一理あります。うつ病を治すには周囲の理解と協力が一番ですから。他人を巻き込む勇気も必要なのかもしれません。最初は家族から、そして友達、学校の先生、会社の上司と、少しずつ理解の階段を登っていくことは大事に思えます。


まとめですが微笑みうつとは「他人の前では明るく見せるけど一人になるとうつ病の症状が出る精神病」です。他人の前では明るく見せるため外からは気づきにくく、また自分自身も気づかないことがあるといううつ病界のエイズみたいなやつです。もし周りにいたら通常のうつ病と同じく周囲からの理解が大切になってきます。また微笑みうつは、通常の鬱などとは差別されるものではありません。鬱は鬱ですから。

皆さんの周りにはこのような方はいらっしゃりませんか?まあ、いてもわかりづらいのがこれの厄介なところなんですがね・・・もしかしたら自分は健全だと思っているあなた自身が当てはまっているかもしれませんよ?今一度、自分を客観的に再確認してみるのも手かもしれませんね。

※この記事は精神病の専門家が作った記事でなく、一学生が制作した記事です。なので、もしかしたら間違いがあるかもしれません。その時は優しく指摘してくださればありがたいです。

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