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50代からの「笑って美味しいものを食す仲間」を作る方法

私はフグ料理をきちんとしたお店に食べに行くのは、多分初体験でした。
「ここで食べちゃったら、他で食べれなくなるよ」

連れていかれたのは、神戸市の住宅街にある、知る人は知っている、なかなか予約の取れないという「ふぐ・鰻料理」のこじんまりとしたお店。

「うっま!」「しあわせ!」この2言語しか聞こえてこないんじゃないかと思われる約4時間の至福の時。

「50代にもなるとさ、美味しいものを気を使わない友達と食べる時間が一番幸せ」と1人が言い出すと、ふぐに舌鼓を打つ他のメンバーも「そうそう」と笑いながらうなずく。

本当につくづくそう思う。

どんなに美味しい食事でも、
1人で食べるより、ワイワイ言いながら食べると、更に美味しい。
でも、気を使う人と食べると、美味しさに申し訳ないぐらい、味が落ちる。

この日集まったのは、全員50代以降、ここ2,3年の間に出会ったメンバー。

時に自分で好き勝手な話をし、会話として全く成立しないこともある。なのに不思議と一体感があり、それぞれが楽しく過ごしている。

誰か1人がメンバーを牛耳ってる訳でもなく、誰かが誰かに依存していることもない。

誰もが悩み事を話し、誰もがその相談にのる。
誰もが好きな事を話し、誰もが興味のある事には乗っかり、興味のない事は聞き流す。そこに気を使うような気配は微塵もない。

これって、50代以降におとずれるギフトなんじゃないか?と思う。

私にだって、ガラスのココロを持っていた時期があった。
「私の言ったあのひと言、あれって人を傷つけちゃったかな?」とか
「あの人から言われたあの言葉、けっこう引きずってる、つらい」とか

美味しいお店に食事に行っても、家に帰ったら、
「あー疲れた」と思う事もあった。
家で1人で食べる卵かけご飯の方が、よっぽど美味しいと思う時もあった。

こんな時代を経て、
「私は変わり者なんです」「でもこれが私なんです」
そう自覚して、そんな自分で過ごしていると、

気を使わない人と出会うんですね。「類は友を呼ぶ」は起きるんですね。

50代から「笑って美味しいものを食する仲間」を作る方法は、
自分で自分を認めて、その自分で過ごしていくこと、
これなんだと思うんです。

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