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あなたの存在は誰かを幸せにしている

「あなたの存在に感謝しているのよ」って言われる事が起きたんです。こんなことあるんですね。

お世話になっている不動産屋さんを通じて知り合ったマンションオーナー、75歳女性。若い頃は服飾デザイナーだったという彼女、美しいグレイヘアと笑顔の素敵な方。その彼女が「お礼に」と言ってランチに誘ってくれた。

その一か月前、

私の運営しているレンタルスペースの常連さんから「自分のサロンを持ちたい、でも全然いい物件に巡り合わない」と言って相談を持ち掛けられた。

「じゃ、私がお世話になってる不動産屋さん、一緒に行ってみる?」

そこで最初に紹介された物件のオーナーが彼女だった。

その物件は、広いワンルームで水回り配置が絶妙にいい!
私も常連さんも一目見て「あ、ここだね。出会っちゃったね」と声をあげてしまった。

「あなたの紹介してくれたお友達、あの物件をすごく気に入ったみたいなんだけど、オーナーさんがあなたのレンタルスペースを見学したいって言ってるのよ」と不動産屋さんから連絡があり、

何故レンタルスペースを見学したいの?と不思議に思っていたら、彼女は「におい」を気にされていた。

「マッサージされるサロンって、お香を焚いたり、オイルを使ったりするでしょ?匂いがしみつかないか気になるの」

そんな理由から、彼女と初めてお会いしたのは、匂い見学?に来られた時。
お会いしてすぐ「あ、素敵なあったかそうな方だな」と思った。

その後常連さんは、あれよあれよという間に賃貸契約を結び、2022年1月からサロンをオープンすることになった。

私にすれば、レンタルスペースのお得意様が1人減ってしまったことになる、のだけれど、常連さんが頑張って自分のお客様を増やし、自分のサロンを持つ覚悟ができたことも嬉しかった。

「去る者は追わず。誰かが去れば、誰かが入ってくるよね」
「最高の形でレンタルスペースを卒業されることが私にとっても最高だわ」

そんな気持ちでいた時に、彼女からランチのお誘いがあった。

「本当にいい方を紹介して頂いて、感謝してるのよ」
「いやー、紹介も何も、私はただ不動産屋さんにお連れしただけですよ。私は特に何もしてないですよ(笑)」

「あなた自身はそう思っているのかもしれないから、言い方を変えるわね。あなたの存在に感謝してるのよ」

常連さんは私のレンタルスペースを卒業して、私のお客さんは減った訳だけど、彼女のマンションはお客さんが増えて、そして私は彼女と出会えて、こんなにも素敵な言葉をもらった。

感謝と経済が循環してグルグル回っているって、もしかして、こういう事?
これを体験するために、常連さんはレンタルスペースを卒業した?そんな事を感じた初めての嬉しい体験だったんです。

この経験を通して思うのは、自分では気が付いていなくても、自分の存在そのものが誰かを幸せにしている、それは、あなたにも当てはまるんじゃないかってことなんです。


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