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50代からはヨーダを目指す

緊急事態宣言が延長され、本当の経済危機は今からやってくるとニュースで流れる度に、普通に生きてきた普通の私でさえ、時代の変化をひしひしと強烈に感じる。

今までと同じようには暮らせない、今までと同じではまずい。
「何がしたいのか?」「何のために生きていくのか?」そんな哲学的な悠長なこと考えている余裕もなくなった。明日からどうやって生計を立てていくか、その方法が今すぐ必要だ。

もし私が現在も会社勤めをしていたら、同じように悩んでいたと思う。
外的要因があろうとなかろうと、ずっと会社勤めをしていた人間が50代で会社員を辞める事は、「明日からどうやって食べていくか」に直結する。「この歳で他で雇ってくれる会社があるとは思えない。」「幸運にも雇われ先があったとしても給料が下がるのは目に見えている。」「デジタルにも強くない。」

明日の生活費を最優先事項にしてどこかで働くことは大切な事だけれど、「焦れば焦るほど、ろくなことはない」と50年の人生から学んでいる。「急がば回れ」も経験した。そして、遅かれ早かれ「何のために働くのか?」「何がしたいのか?」「何のために生きていくのか?」という問いは絶対に50代を追いかけてくる。

現在の状況は世界中が同じ状態。生活固定費を見直して、生活コストを下げなんとか今を乗り切るのは世界中の人が同じ。2020年が変革のクライマックスということは、既に全ての人が身に染みている現実だから、今のうちに、会社がなくても生活費を維持できるスキルを、50代は特に、身につける必要があると感じる。

その一つとして、こんなのどうだろうか?

2020年度「学校教育要領」が改定され子供の学び方が進化する。外国語教育の導入やプログラミング教育の必修化などをよく聞くけれど、私達50代が注目したいのは、生徒が能動的に学ぶ学習法である「アクティブラーニング」。これからは、自分のやりたいことを探求する、「何を学ぶか」ではなく、「どのように学ぶか」という学習に変わってくる。

また、外国語教育やプログラミング教育のほかにあげられているものは、伝統や文化に関する教育、起業に関する教育、金融教育、防災・安全教育など。

自分のやりたいことを探求するためには、その道の経験者の話を聞く必要がある。そこで出番になるのが私達50代。スターウォーズで言うマスター・ヨーダみたいな存在。

子供の興味は計り知れない。なんでそんな事思いつくの?なんでそれを知りたいの?そこーーー??なんてことがままある。だからあらゆる分野でメンターのような存在が必要になってくる。

例えば、世界にはこんなメンター達が存在している。
・正しい生きた語学、昔の言葉を教える年上世代。
・自分の台所からオンラインで伝統料理を教える経験値の高い年上世代。

メンターに求められるのは、試行錯誤のプロセスを教える事。悩み、葛藤し、トライし、試行錯誤しながら成長し続ける師匠に弟子はついていく。
これ、まさに今の私達の姿じゃないかと思う。

私達の年代は、どの道、もうすぐ定年。今回のコロナ危機があろうがなかろうが、人生後半について考えていたはずだ。

人は人を助ける・支える・応援することで、生きがいや幸福を感じる。人生後半は、人生前半の試行錯誤のプロセスを誰かの役に立たせることで、今後の生きがいと生計を両立させるプランを考えてみるのも一つの方法かなと思っている。

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