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今現在のおはぎ

画像はお散歩中のおはぎです。ずっと外暮らしだったおはぎにとって、家の中は知らないもの、不思議なもので溢れているのだろう。キョロキョロしながらいろんなものを探検して見て回っている。老猫とはいえ、やっぱりそこは猫で、気がつくとびっくりするような高さの所に居たりする。体重が通常の成猫の半分もないので(...というか3/1だったりするのかも)、身軽なのもあるのかな。抱き上げる時、あまりの軽さに毎回ドキリとしてしまう。スリムなりんたろうの体重の半分もないのだもの。

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年が明けて、お正月2日目。おはぎのトイレ掃除。シートを見てみると、ピンクじゃない!血尿がついに止まった!砂もピンクじゃなくなっていた。それから診療予約までの1週間も、血尿は出ず、モリモリ餌を1日4食食べて過ごした。診療の日、先生にも伝える。先生も喜んで下さった。

けれど、脱水はまだあるようだった。耳も外耳炎があった。耳を拭いても拭いても、脱脂綿が汚れるので気になったので診てもらうと、炎症が起きていた。きっと保護した時からそうだったのだろう。調子が良くなったように見えても、あれやこれやと出てくる。目ヤニもずっと酷いので、毎日拭いてやっている。やっぱり体重も2.3キロだった。先生は、もうちょっと太らないと安心できないねとおっしゃった。吐き戻したり、お腹を下したりしなければ、欲しがるだけ餌を与えて下さいと。目指すは3キロですよと。水も沢山摂れるようにして下さいねと。それでも、やっぱり先は長くはないと思うけどねと。

やっと調子も良くなってきたので、次の診療予約は1ヶ月後となった。薬も経口補水液用の粉末も1ヶ月分下さった。今も継続して血尿は止まっている。よく寝て、よく食べて、おばあちゃん猫らしくフゴフゴ...ンナァ〜とよく鳴き、よく甘えてくれる。だけど、いくら調子良いとは言え、やっぱりヨダレは出ているし、口臭も酷い。口内環境は保護当時よりはかなりマシで、岩のような歯石は、先生が少し取って下さった後に残りも取れたのだけれど、やっぱり歯周病も炎症も相変わらずだ。鼻づまりは半分くらい取れているけどまだあるし、外耳炎も拭いても拭いてもあるし、目ヤニも取っても取っても毎日酷い。内臓も調べれば、いくらでも疾患が出てきそうだ。そんなおはぎだから、毎日手が掛かる。だけど、それも日々のコミニュケーションの時間になって、おはぎも嬉しそうなので、必要な時間だなって思う。

おはぎが家に来て、4ヶ月と数日経った。当時は何日保つのだろうと思って、動物の火葬場や道順までも調べたりもしていた。それくらい瀕死だったからだ。動物病院の先生も1ヶ月保ったら良いのになぁ...位の口ぶりだった。それが、今はこうやって日々過ごせている。やっぱり病気のデパートで、猫エイズキャリアでもあるし、元気とは言えないけれど、当時と比べれば見違えるほど良くなっている。本人も想像してなかった以上に、この世に肉体を持って存在出来ているのだと思う。天への旅立ちは、いつになるかは分からないけど、薬が効かなくなるまで、この世を味わって幸せに生きて欲しいなと思う。

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