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投薬休止

前回の投稿から、3週間あまり。画像は、最近のリビングお散歩中のおはぎ。

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その後のおはぎはというと、パウチがミルサー不要になり、食欲モリモリで朝からお腹すいたーと、ニャーニャー要求鳴き。10日ほど前から高齢猫用の小粒のカリカリも食べられるようになった。ついに形のある硬いものも食べられるように!

相変わらず多飲多尿ではあるものの、どんどん元気になってきて、寝てばかりいたのが、最近では、そばにいると結構話しかけてくるようになってきた。2週に一度くらいのペースで血尿が出るのも少し気にはなるのだけど、抜歯前に比べて、目つきも生き生きしている。ゲージの外にも出たい意欲も少しづつ出てきたので、1日30分ほどリビングに行けるようにゲージの扉を開けておくようにしてみた。

そうすると、りんたろうが落ち着かない。自分のテリトリーに気に入らない猫が入ってくるのだから。シャーをあまり言わない子だったのに、繊細な彼は毎回言うようになり、高いところに登って様子伺い。おはぎはりんたろうの存在にもう慣れたので、何も言わずに自らりんたろうの匂いを嗅ぎに行き、挨拶。りんたろうは後ずさりして威嚇。おはぎは威嚇されても、平然とりんたろうのお気に入りの爪研ぎで爪を時間をかけて研ぎ、りんたろうのゲージ内をのんびり探検。そのうち、りんたろうのいつも遊んでいるボールを見つけ、自分から転がせて遊ぶようになって来た。歯の治療をするまでの半年あまり、おもちゃに何の関心も示さなかったのに!

りんたろうがあまりに神経を立てるので、今はおはぎをリビングに入れる時間は、別室に避難させ、彼の視野入らないようにしている。それにしても、ボール遊びといい、ネズミ釣りのおもちゃの遊びといい、おはぎの瞬発力には恐れ入っている。とても老猫とは思えない早さ。猫パンチも早くて見えないくらい。目もギラギラしている。りんたろうの、なんちゃって狩り遊びではなく、本物のハンターだ。そうやって、平均寿命5年の野良猫の中で、10年以上過酷な日々を生き延びてきたんだ。

野良猫のタンパク源は主にトカゲらしい。時にネズミも捕まえていただろうし。本当の狩りをしていたんだから。並の精神力、生命力ではないんだな。たくましいな。ただ、そこはやはり老猫。スタミナはない。すぐに肩で息をし始める。りんたろうなら、疲れたら、そこでゴロンと床に横になって、「ボク疲れちゃった。ちょっと休憩〜」となるのだけど、おはぎはそれでも戦おうとする。


今週初めに抜歯後2度目の検診があった。抜歯直後も、2週間効果の持続する抗菌剤の注射を打つ。これを最後に2日置きの粉薬のみにしましょうとの話で、2度目の検診まで抗炎剤の粉薬の投薬は続けていたが、ここ10日程は毛並みも割ときれいになってきて、1週間拭かなくてもほとんど汚れなくなっていたし、初めに書いたように食欲旺盛。話す意欲もゲージ外への関心も出てきたと思っていたら、予想通り、口内の炎症や腫れが全く無くなって、きれいな薄ピンクになっていた。なので、とりあえず一旦投薬終了してみましょうとなった。そして、次の診療は1ヶ月後となった!万歳ー!

こんなことなら、もっと早く歯の事に気がついて、抜歯してあげれてたら良かったなぁ。次の診療で、特に変化もなければ、通院は一旦終了となりそうだ。このまま行くと、おはぎちゃんはあと10年生きられるかもねーなんて、先生は冗談で仰ったけど、鼻は相変わらずズビズビバーだし、腎臓の形状は変形しているしなので、いつどうなるかわからないけれど、強い生命力と強靭なメンタルのおはぎだから、もしかしたら3年位は生きられるんじゃなかろうかと思っている。

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