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面心立方格子をボードゲームに応用しよう(4)

IQ-Perplexの続きです。

IQ-Perplexという名の3D的なパズルを平面化デザイン?するお話を前回はしました。
平面化したピース達をじっと見ていると、なんだかボードゲームを作りたくなってきます。

https://www.nestorgames.com/rulebooks/PENTUP_A5_JP.pdf

例えば、NestorgamesさんのPent-upやSevenのルールをそのまま使わせていただくのはどうでしょう。

Perplex-Boardgame(仮) 2 players
用具:
平面化したIQ-Perplexのパズルピースを2倍量。合計20ピース。
各々が10個ずつを分担して持つ。
勝利条件や遊び方:
その他勝利条件や、ゲームの進め方等はPent-upやSevenと同じ。
パズルピースに描かれている△のマークの向きは、周囲とそろえなければならない。
2階や3階に積み上げる時も、△のイラストがぴったり重なる位置に積み上げる。
重要な注意:
△の上に完全に重ねて置くこと。△3個の中心に置こうとしてはいけない。

この重要な注意、実は「面心立方格子」と「六方最密充填」との両者の関係性に似ている理由で追加しています。下にあるピースの△模様の真上に置く、という限定ルールがないと、2階や3階の積み上げ方の規則性があやふやになります。

Perplex-Boardgame(仮2号) 2-4players
用具:
1人あたりIQ-Perplex(平面化)用パズルピース10個セットを持つ。
勝利条件:
最後まで自分の分担するピースを置き続けることができた人の勝ち。
遊び方:
パズルピースに描かれている△のマークの向きは、常に周囲とそろえなければならない。
自分のターンでは、ゲーム盤上の任意の空いているマスに置いてよい。
あるいは、ピースの上に積み上げ、2階や3階にも置くことができる。2階や3階に置く場合は、ピース全体が完全に支えられているだけでなく、かつ、2個以上のピースを使って支えられていること。同じ形のピースの上にそのまま重ねて積み上げることは禁止。
*この条件のせいで、手持ちのパズルピースが置けなくなった人は、即時脱落とする。
*予め下に示す図よりも狭くしたゲームボードを初期値として与える。
(どのくらい狭くするのが適切になるかは未検討)

Perplex-Boardgame(仮2号)のボード?
Perplex-Boardgame(仮2号)のボード?

とりあえず、ルールの細部調整が終わっていないものの、こんな感じのゲームが作れますよ、と言うご紹介でした。

さて、まだこの記事は続きがあります。また明日です。

ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。