フィルムで撮る秋の風景-その3
前回までにネガフィルムのFUJICOLOR100とGOLD200、ColorPlus200の写りを紹介した。今回は最終回で、いよいよ本丸のvelvia100。
【前回のblog】
【前回のnote】
このフィルムはネガフィルムではなくリバーサルフィルム。色が反転しない、始めから見れる状態のフィルム。お値段は張るものの、その写りは圧倒的でデジタルにも負けない鮮やかさ。
じゃあ、デジタルでいいじゃないかと思うかもしれないが、リバーサルには「現物」がある。現像したフィルムが宝石のように美しいのだ。光に透かして見ると風景がフィルムの中に閉じ込められたよう。
それでは、どうぞ。
まずは秋の森から。
お次は秋の深まる奈良。
このフィルムの特徴はラティテュードの狭さ。ダイナミックレンジと似た意味で、そのフィルムが写せる明るさの範囲。暗すぎたり明るすぎたりすると写らない。自分は何を撮りたいのかを明確にして、いらない部分はバッサリと切り落とす。
アンダーな部分は完全に潰れてしまう。でも、この黒潰れが非常に美しい。空に露出を合わせているので、空だけが写った。夕焼けはハッキリと、建物は真っ黒に。ここまで完全にはなかなか潰れてくれない。この黒さが特徴的で魅力的。
今週はこんなところ。露出がシビアなので、正確な露出を出せるカメラが必要になるが、是非使ってみてほしい。一度使えば病みつきになるので、是非こちらの世界へ。
それでは、今週も皆様にとって良き週末となりますように。
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私の溺愛するNikon FM2についてのblog。
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