見出し画像

コダックでゆく秋の奈良

今回はKodakの定番フィルム、ColorPlus200で奈良へ行ってきた。フィルム感は少し薄く感じるが、それとなくフィルムであることを主張するので、白々しくなく自然に写る。

そんなKodakのカラーネガフィルム、ColorPlus200をNikon-NewFM2に詰めて奈良の少し早い紅葉を楽しんできた。

※本記事は私のblogでも投稿しております。

出発は近鉄奈良駅。プラットホームとコンコースは地下にあるので、エスカレーターで地上に上がる。1階は壁面がガラス張の部分が多いため非常に開放的で、自動ドアを越えると屋根も透明になっているので空が見える。

ここから歩き始めて奈良の定番、興福寺へ。

興福寺の五重塔は奈良県でもっとも高い建物であり、さらに高台に建っており意外と遠くからでも見える。大昔は建物が少なかったのでさらに遠くから見えると思うのだが、どれくらいまで遠くから見えたのだろうか。


しかし、もう少しで修復工事が始まって素屋根が掛けられてしまうので10年ほどは見えなくなってしまう。まだ足場も出来ていないのに待ち遠しく思う。

今度はこれまた定番の猿沢池へ少しだけ遠回りして池へ下る階段に向かう。

私のお気に入りスポット。池の横の交差点が非常に広く、様々な方向へ人が歩いているのが面白い。

池を少しだけ眺めてから私の秘密の通路へ。通路の入り口付近には人が居るものの、少し入れば誰もいない。そんな自分だけの秘密の通路は忘れていた子どもの頃の感情を呼び起こしてくれる。今度はあなたもカメラを持って探してみてはいかがだろうか。

通路を抜けたら今度は飛火野、浮見堂へ向かう。春日大社の境内へ入り、山の方へ。ここも人が少なく落ち着いて散策できる。しばらく歩くと左側に子鹿が落ちていた。器用に脚を折りたたんで夕日の下で昼寝。

少し歩くと大きな雄鹿もいた。角がなく、他のオスと争うときに頭突きで勝負するようになっており、頭の毛は剥げてしまっている。しかも、激しい争いのために皮膚も切れてしまっていたりする。

鹿に別れを告げて飛火野へ。

いつでも悠久を感じさせる。


ナンキンハゼ。

本当は1番南側にあるナンキンハゼの大木を撮りたかったのだが、既に枯れてしまっていた。

そして私の一番のお気に入りである浮見堂へ向かう。

レタッチなんかしなくてもフィルムは美しく、正直に写ってくれる。

近くのベンチに腰掛けて、暮れて光量の落ちていく様を眺める。今年も残すところあと僅か。悔いのない1年を過ごせただろうか。

愈々暗く、気温も下がってきたので帰ることにする。

今年のblogも残すところ、あと3回。忙しくなりつつある年末。あまり写真ばかり撮ってはおれない。忙しい週末になるとは思うが、今週も皆様にとって良き時間となりますように。

・・・
◯私のWEBギャラリー
 フィルムの作例やらblogやらを載せています。

◯Twitter(X)



過去の記事
◯【blog】秋の神州伊勢(外部サイト)
 秋の伊勢にD780にオールドニッコールを付けてスナップしてきました。

・note版

◯適正露出とは結局何なのか考えてみた。(外部サイト)
 写真なりカメラなりを語るときに特に比重が重くなりがちなレタッチ。そんな中、レタッチではなく、「適正露出」について考えてみた。

・note版


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?