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フィルム写真

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フィルムの作例として私の使えそうな記事を集めました。参考にご利用下さい。
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記事一覧

【フィルム写真】UltraMaxで撮る紫陽花の長谷寺

関西のあじさいの名所と言えば矢田寺と長谷寺。そして岩船寺。矢田寺と岩船寺は少し早そうだったので長谷寺にした。 大阪からだと南阪奈道路を通って中和幹線を抜ければ1時間半程度で到達できる。問題は寺に近づいてからで道が細く片側交互通行になるのでなかなか進まない。寺の前でかなりの時間を使うこと、駐車場が満ぱんになるので空きを見つけるのに一苦労した。鉄道で行くのも一つではあるが、こちらの場合はそれなりに歩くので何とも言えないのが現状である。 日頃の行いが良い私は比較的すぐに駐車場を

【フィルム写真】X-TRA400でゆく志賀高原

志賀高原スキー旅行の後半。前半はPORTRA400を使っていた。無事に使い切ることができたのでX-TRA400へとバトンタッチした。5日の旅行の内で4日目の後半から。 前半のPORTRA400はこちら。 奥志賀高原のゴンドラ。 山の麓ではガスはないのだが、ゴンドラで上に上がると真っ白。離れたところに見える木々もおぼろげに浮かんでいた。 しかし、山を下りてくるとやはり視界はクリアに戻る。朝から急に気温が下がってきたので、木の枝は霧氷になっており、枝先は白く幻想的だ。

【カメラを買った】F2フォトミック試し撮り

少し前になるがF2のフォトミックを買ってしまった。今年は全く買うつもりがなかったのだが、八百富写真機店のオンラインで動作良好で実用には支障のない個体が2万円で売られていたのだ。 これは買うしかないと即決で購入。晴れてフィルムカメラ2台体制となった。前まではFM2しかなかったのでリバーサルを使ってしまうとネガを使えず不便していたので桜の前に買えてすごく良かった。 FM2の発売時期はF3と同時期なのでF2の方がかなり前のカメラである。そのため操作性やスペックはFM2の方が上に

【フィルム写真】ProImage100で撮る春の日本海-行かふ年も又旅人也-

この前のGWにまた日本海に行ってきた。大阪からだと決して近くはないが私は日本海が好きだ。砂浜が多くて夏の波は穏やか。太平洋は緑がかった暖かい海だが、日本海は青くて透明な冷たい海。まさにblue oceanといった感じの海だ。 今回の目的は丹後半島の先、経ヶ岬付近にある袖志の棚田へ写真を撮りに行くことだった。昨年度だけでも6回通っているので距離感覚が麻痺しているが、さすがに経ヶ岬となると遠かった。夜明けを狙って0時前に自宅を出発し、途中20分だけ仮眠をとった。段々と明るくなる

【フィルム写真】ColorPlusで撮る鹿児島

今回は前回の「UltraMaxで撮る鹿児島」の続き、鹿児島旅の後半である。前回の内容は次のリンクからどうぞ。 さて、前回は桜島からフェリーに乗ったところで終わっていた。フェリーは20分ほどの乗船ですぐに鹿児島の港に着く。 初日の宿は指宿(いぶすき)に用意されていたのでバスで錦江湾東岸を南下する。この日は黄砂がきつく、桜島にいたときですら山は霞んでいたため、離れ始めたらすぐに霞の中に没してしまう。 錦江湾は内海らしくベタ凪で車窓からはツルッとした海面が見えた。 鹿児島か

【フィルム写真】UltraMaxで撮る鹿児島

今回は鹿児島旅行。もはや絶滅危惧種とも言える社員旅行だった。大手どころか大半の会社から消えたであろう行事だが、私の勤める中小企業には生き残っている。 金曜日を休みにして2泊3日。日曜に帰ってきたらまた会社かぁと思うとどうしても気怠い。 社長から記録係を命ぜられてしまったので、記録はコンデジのCoolPixに任せて、私的な写真はF2にUltraMaxを詰めて撮ることにした。 朝5:30に起きて5:50に出発。慰安旅行と言いつつ早朝の出発が腰を重くする大きな要因でもあった。

【フィルム写真】雪の都、飛騨高山を巡る。-その2

前回に引き続き高山旅行の2日目。 1日目はこちらから。 2日目は天候に恵まれ、青空が広がっていた。天気が良いので新穂高ロープウェイで天空を目指す。 2本のロープウェイを乗り継いだら、そこは白銀の世界。遠くには西穂高が聳え立ち、尾根は奥穂高へと続くジャンダルムの荒々しい稜線に繋がっていた。 昨日は下から眺めていた焼岳も真横に見える。 遠く雲を湛えた高山盆地の反対側には白く輝く白山の嶺々が横たわっている。 山頂駅の展望広場から少しだけ散歩して展望台へ向かう。通路の部分

【フィルム写真】雪の都、飛騨高山を巡る。-その1

まだ雪の残る3月末。飛騨高山へ行ってきた。今年の冬も気象がおかしく、2月と3月が入れ替わったような状態だった。関西から名神高速、東海北陸道と乗り継いでゆき、郡上八幡あたりから雪景色に変わった。 ひるがの高原にて休憩し、カレーを注文。腹を満たしたら少しだけSA内を散策。除雪機は北国の必須アイテムである。 ひるがの高原まで来れば残りわずか。飛騨清見で中部縦貫道に移って、高山へ。 噂通り古い町並みが残っており、江戸から明治、大正、昭和とこれまでの歴史が凝縮した街だった。 雪

コダックでゆく秋の奈良

今回はKodakの定番フィルム、ColorPlus200で奈良へ行ってきた。フィルム感は少し薄く感じるが、それとなくフィルムであることを主張するので、白々しくなく自然に写る。 そんなKodakのカラーネガフィルム、ColorPlus200をNikon-NewFM2に詰めて奈良の少し早い紅葉を楽しんできた。 ※本記事は私のblogでも投稿しております。 出発は近鉄奈良駅。プラットホームとコンコースは地下にあるので、エスカレーターで地上に上がる。1階は壁面がガラス張の部分が

【フィルム作例】PORTRA400でゆく志賀高原

Kodakのプロ用フィルムとして言わずと知れたPORTRA400。非常に滑らかでクリアな写りのフィルムだ。少し黄色く被るのが特徴的だが、不思議なことに雪や雲などの白いものは真っ白に写ってくれる。 今回はそんなPORTRA400を私の愛機Nikon-NewFM2に詰めて白銀の志賀高原に行ってきた。 大阪に住んでいるので夜通しで高速道路を駆け抜けて日が昇る頃に志賀高原に到着。今回は焼額山プリンスホテルの西館に宿泊した。今回の旅では貴重な青空になることは分かっていたので早速カメ

【フィルム写真】ColorPlus200でゆく犬山、各務ヶ原

今回はFM2にKodakのカラーネガ、ColorPlus200を詰めて愛知県の犬山城と岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に行ってきた。 犬山城は現存する日本最古の天守閣があったり、木曽川の横の小高い丘の上にあることから要塞感がすごく印象的な城だったので、長らく行ってみたい城だった。また、各務ヶ原も零式艦上戦闘機の故郷であり、航空機産業の盛んな地域で、一度は行ってみたかった。 今回は友人と行く機会に恵まれたので、私の運転で行ってきた。大阪からだと名神高速をそのまま走るだけでよく

白黒フィルムで巡る大阪梅田

今回は初めて使うILFORDのFP4+をいつものNikon-NewFM2に詰めて大阪は梅田でスナップしてきた。 作例として見ていただければ。私の感想としては粒状感は控え目で、比較的ツルッとしている印象だ。それでいて、フィルム感は残しており非常にバランス良く感じた。しっとりと優しい白黒写真で、HP5+とは対極的である。 私のショボいレビューはこれくらいにして作例をどうぞ。 ちなみにHP5+の作例はこちら。かなりザラザラしている。 以上FP4+の作例である。適当なblog

フィルムで撮る秋の風景-その2

前回はFUJICOLOR100とGOLD200。今回はColorPlus200。Kodakで最も買いやすいフィルム(昨年は¥1,200だったのが、今では¥1,700になってしまった…)で色合いもニュートラルで使いやすいフィルムだ。 【前回の記事は下記から】 まずは秋の奈良をFM2で撮ったものをどうぞ。 お次は伊勢神宮の五十鈴川。 バランスは取りつつも少し黄色みが強く、紅葉を撮りやすいフィルムだと思う。 比較的使いやすいので、この秋をフィルムで残してみてはいかがだろうか

フィルムで撮る秋の風景-その3

前回までにネガフィルムのFUJICOLOR100とGOLD200、ColorPlus200の写りを紹介した。今回は最終回で、いよいよ本丸のvelvia100。 【前回のblog】 【前回のnote】 このフィルムはネガフィルムではなくリバーサルフィルム。色が反転しない、始めから見れる状態のフィルム。お値段は張るものの、その写りは圧倒的でデジタルにも負けない鮮やかさ。 じゃあ、デジタルでいいじゃないかと思うかもしれないが、リバーサルには「現物」がある。現像したフィルムが