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建築におけるフェイク?

以前あるスイスの会社の東京オフィスの内装工事を担当していた時、スイスから現場を確認に来た担当者が「なんで日本では偽物の木をこんなに使うんだ?」と聞かれたことがあります。特に内装の仕上げ材では、「木調」と言われるなんちゃって木材がよく使われます。

一時期コンクリート打ちっぱなしが流行ったりしたこともありましたが、日本の建築は「仕上げ材で隠す」傾向が強いような気がします。収まりの微調整も出来るなどいい所もありますが、緊張感のある設計にはならないですね。

この写真など、徹底的に無骨に構造=仕上げとしながら、結果美しい空間が出来上がっていますね。