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雇うと働くの新しいカタチ #5

タイトルからだと何の記事かわからないと思いますが、画像のロゴに掲載しているサービス、『タイミー』についての記事です。

タイミーって何?詳細について教えてくれるの?は、ホームページやWeb上にたくさん情報があるので、この記事では簡単にしかご紹介しません。

実際に筆者の私が利用してみての感想やタイミーが社会変化に与える影響力、タイミーの社長がメディアなどで語っていた思いなどをまとめてみました。

ちなみにタイミーは、「働きたい時間と働いてほしい時間をマッチングするスキマバイト募集サービス」と公式HPに載っています。

このような形態で働く人をスポットワーカーとも呼び、大きな範囲では言えば、ギグワーカーに入ると思います。

そして、ジョブ型雇用の普及にとって大事なサービスだとも言えます。
メンバーシップ型雇用が少なくなり、ジョブ型雇用の普及は日本経済の成長には必須事項だと考えています。
(これについてもいずれ、熱い記事を作りたいと思っています)


1.タイミーを使ってみて

1-1 タイミーを利用しようと思った理由

昨年から個人事業主として活動していますが、正直言うと貯金も勝算もなく起業に踏み切りました。じゃあ、なんで始めたんだ!と言われると・・・長くなるので今回は説明しませんが、まあ、超零細貧乏事業者です。笑

サラリーマン時代は色々な制度に守られていましたが、起業してすぐ八方塞がりで苦しんでいる時に、大好きなテレビ番組から発想の転換を得ることができました。
激安を売りにして、赤字経営をしている飲食店の大将が、自分が店にいなくてもよい時間を使って、UberEATSで稼いでいるのです。
これは経営という視点からは賛否両論はあるかもしれませんが、パーパスを重視する人が増える昨今では、私は『アリ』だと思います。

というより、『起業したら○○屋さんとしてやっていかないとダメだ!』というバイアスに陥っていた自分を情けなく思いました。

1-2 タイミーのメリット、デメリット

タイミーにはレベルやランク(称号)があり、お仕事先から私に対するレビューやGood率、キャンセル率、ペナルティポイントが表示されます。
私は現在、最高の称号『MASTER』になり、Good率100%、キャンセルとペナルティは0という超優等生ワーカーになってしまいました。
事業をしているのにこれはどうなんでしょうね・・・。

タイミーを利用してみて良かった点はシフトに縛られない以外だと、
・面接がない
・契約書の記入など面倒な手続きがない
・継続して行かなくてもいい
・仕事が終わった瞬間に口座振り込みが可能(出金できない場合あり)
・社員やアルバイトとして引き抜きOK

やはりお金がすぐに手に入るのは大きな魅力ですし、お金だけではなく社会人インターンのように職業体験や他企業への視察のような感覚で利用することもできます。

タイミーのサービス自体にデメリットを感じることはあまりないですが、
・応募できる求人が極端に少ない時期がある。
・働き先によっては、一期一会が裏目になり、雑な対応をされる。
・「タイミーさん」と言われることが多い。(私は不満に思いませんが)
・実際に行くまで、どんな仕事をするのかよくわからない。
・働き手には関係ないですが、雇う側は報酬30%の手数料が必要。

★タイミーの応募する時の不安解消法として、その求人(会社)のレビューを見ることをオススメします。
ここで大事なのは、どの求人もGood率はほとんど90%以上で、良いコメントが多く載っていますが、それが働いた人の本当の評価なのか?ということです。
わざわざ仕事が終わった後に悪い評価をつけるメリットが無いという心理現象が働いていると予想できます。
悪いレビューに過剰に反応するのも良くないですが、自分だったら同じ環境にだと、どう感じるか?に置き換えて考えてみてもいいかもしれません。
あと、一言レビューが多いのも注意です。
本当に良い仕事だったら、「丁寧」、「親切」、「優しい」、「気遣い」などの言葉が多く入っています。

2. スキマバイトで『働く』の考え方を見直す

以前ハローワークで、「求人票に副業の可否の項目あればいいのに」と言うと、「そんな項目どの企業も使いませんよ」と鼻で笑われたことがあります。
国も『副業』を推奨しているはずでは?
働き方の自由化やジョブ型雇用の普及は、人手不足の解消(働ける人を効率的に活用)、1人当たりの収入アップの利点を容易に考えることができます。

また、一番大きなメリットとして労働生産性の向上に繋がる可能性がある点です。
では、労働生産性にどう結びつくのか?

ビジネスの手法としてBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)という言葉があります。日本語では『業務改革』という意味です。

フルタイム従業員が1日の中でなんとなくこなしている仕事を、短時間アルバイトにスポット業務(限定した仕事)を依頼する。
細かく業務フローを分解、洗い出しをしてみると、フルタイムの社員ではなくスポットワーカーに任せられる仕事って結構見つかります。
フルタイム社員の見直しで人材コストを削減。スポットワーカーも1社だけではなく、数社の業務をこなす働き方で生計を立てる。

雇う側、働く側も自由で効率的に仕事を動かすモデルが労働生産性の向上に繋がり、経済の活性化にも繋がります。

3.タイミーを作った人

タイミーの現社長で創業者は、小川嶺さんです。
驚くべきなのは、1997年生まれ。2024年の時点では、27歳になります。
以前から起業はされていたようですが、タイミーを創業したのが2018年。
小川社長は大学在学中の21歳でタイミーを作りました。

今では大学起業家は珍しくないかもしれませんが、知名度のある会社を若くしてここまで成長させたことは、とても凄いことだと思います!

2022年の国内スタートアップ資金調達ランキングでも4位に入っていた実績もあり、若い小川社長への信用度という点でも評価されているようですね。

2024年2月27日のABEMA Prime、タイミー特集の回でも小川社長は、スキマ時間や人手不足、労働生産性、BPRの点をタイミーが大事にしていることをお話されています。

私はこの放送の最後にサラっと言われた、「多くの人が楽しく働ける世界を作る」ということが一番印象的でした。

「何をするか?」だけではなく、「どんな人と仕事をするか?」、「どんな環境で仕事をするか?」、「どんな時間で仕事ができるか?」なども昨今では『楽しさ』に含まれるのではないでしょうか?

富山では副業禁止の会社が多く、まだまだ利用率が低いと思いますが、だからこそ今後必要になってくるサービスだと思いました。



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