1995
95年僕は音楽を初めて聞いた。
ネオンとは程遠い八王子の街から
どこか異国の街の話は
僕をワクワクさせたけれど
それ程遠くないことをあとで知る。
今僕は95年の慣れ親しんだ街に想いを馳せて
ハイボール片手に揺れる。
少しマシになったかなビートの乗り方に
決めを忘れない君の妖艶な四肢。
不安定なピッチは自然に不安定さを表現して
僕の心に深く染み込んでいる。
隅々まで満たされる情景は
フラッシュバックして
僕の命の起源まで遡る。
心地よい。
1995年に僕は生きていた。
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