肆番呑議:席題公開
自由律俳句集団「磊落派」肆番が2020年10月20日に行われました。
今回はメンバー3名によるリモート呑議となりました。
ということでメンバーの秀逸な句をまとめてみました。今回も俳号だけで公開していますのでメンバーの詳細はあしからずご了承くださいませ。
句題:「"秋の夜"あるいは"秋の光"」
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俳号【濯】(聖児改め)
「散り散りに 空なる空泳ぎ 描き損じる」
「コロンの香り マロンの湿り気 ゴロワーズの光」
「円月見る月は 切りゆく美麗 目を細く眺める」
俳号【宙太郎】
「大銀杏 黄金の海を 渡る子ら」
「後悔を 落として煮える 鍋の音」
「蝉の声跳ね返る ビルの谷間の街路樹の秋」
俳号【駄々】
「恋しくなってきた ホットワイン 読みかけの小説 ウールの靴下」
「グツグツゴトゴト ゴトゴトグツグツ ストーブの上は密になり」