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ファルコン&ウィンターソルジャー 1話 感想

新たなる世界秩序

 大きな戦いが終わって、世界には平和が訪れた……が、混乱は続いていく。そんな中、ファルコンこと、サムは思い悩んでいた。キャプテン・“アメリカ“という余りにも重たいものを預けられた彼は、その名を背負うことが出来ずにいた。また、ウィンターソルジャーこと、バッキーも過去の自分の行いを悔いていた。
 アメリカの大きな柱がいなくなった今、残されたものたちは何を選択するのか。

残された者たち

 頼れる相棒、キャップを失いながらも、ファルコンは1人でも奮闘中。MCU本編ではどうしても二枚目、という感じだった彼が単独でも活躍しているシーンが見られるのは嬉しい。ドラマとは思えないド派手な戦闘シーンで歴代ファンも大満足である。
 そんな頑張ってるファルコンですが、やはり世間はシンボルを求めてしまう。サノスによって一度、変えられてしまった世界は分断を呼び、いまだに平和とは程遠い。それでも、シールドを持つことが出来ないサム。それほどまでに彼の名前は大きい。一方で彼の家庭事情も明らかに。漁で生計を立てているものの、切迫しているのか船を売る話に……。世界を守ったヒーローの家庭事情が家計が厳しくて生業を廃業するっても世知辛い。
 一方、バッキーも自身の過去に苦しんでいた。洗脳こそ溶けたものの、ヒドラの先兵として活動していた時期の記憶が彼を苦しめる。たった1人の親友は先に逝き、頼れる人もいない中、どう生きていけばいいいのかもわからない。ぼっちだし。せめてワカンダで友達できなかったのかよバッキー……。彼もキャップと同じくらいに気高い精神性を有しているだけに、余計に辛いんだろうな。自分が殺してしまった被害者の親に関わってしまうのも、そういうことだろう。

フラッグ・スマッシャーズ

 頑張ってサノスを倒したのに、残された人々の中には世界が元に戻ったことを嫌がる人々も。明らかな不良集団のようにも見えますが、その中には明らかに能力者のような人物もいます。こういう場合は基本的に悪党の隠れ蓑にされていることが多いですが、やっぱヒドラかな?

新しい『キャプテン・アメリカ』

 そしてラストシーン、不安定になってしまったアメリカの精神的支柱を取り戻すために、アメリカ政府は新たな『キャプテン・アメリカ』を生み出します。それを見つめるサムの視線は、厳しい。

感想

 ってことでMC履修活動、一作目はファルコン&ウィンターソルジャーで。キャプテン・アメリカが好きってのもありますが、やっぱ公開順に追いかけたいなあ、てのもあるので。
 ワンダ・ビジョンもそうでしたが、ディズニーが親になったおかげか資金も潤沢なのか戦闘シーンも見応えがありとても良かった。また、MCUの準レギュラーのような立場でありつつも、あまり掘り下げられなかったファルコンに焦点が当たるのも嬉しい。それにしても余りにも世知辛すぎるんだけど彼の家庭事情。
 新しいキャップも現れて、ここから物語が展開していくと思いますが、新しいキャプテン・アメリカはどんな人物なのか、サムとバッキーはどうコンビを組んでいくのか、楽しみです。

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