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ファルコン&ウィンターソルジャー 2話感想

星条旗を背負う者

 インフィニティウォーの傷跡は深く、世界はまだ混沌としている。そんな中、サムはキャプテン・アメリカの盾を引き継ぐことを躊躇い、バッキーは自分の過去に苦しんでいた。そんな不安が支配するアメリカで、新しいキャプテン・アメリカが生まれる……

新しいキャプテン・アメリカ

 前回のラストで登場した新しいキャプテン・アメリカこと、ジョン・ウォーカー。原作でも五代目のキャプテン・アメリカとして登場してますが、右翼的かつ粗暴な正確でキャップと対立するという役柄でした(にわか知識。キャップと同じ元軍人だったようで、やはり盾を引き継ぐことには思うところはあるようです。しかしながら、世間は大歓迎ムード、大手を振って迎え入れられます。どこか、初代キャップが看板としてドサ周りをしていたようにも感じます。
 そんな彼の姿を複雑そうな顔で見ているバッキー、そしてサム。盾を手放したことをバッキーは攻めます。2人とも、ジョンのことは認められないようですが、盾を返還したことで揉めています。2人ともスティーブの親友ではありますが、友達の友達なので仲がいい、とはいえない微妙な関係。

サムとバッキー

 仲は最悪ですが、それはそれとして2人ともヒーロー、フラッグ・スマッシャーを探るために協力します。悪態つきながらも協力し合うのはいいですね。どこぞの王子も「ソリが合わない方が最高のパートナーになれる」て言ってたしな!
 それはそうと、腕以外は生身のはずのバッキーが普通にトラックを追い越して乗ってしまうの普通に笑った。多勢に無勢で苦戦する2人でしたが、そこに現れたのは新しいキャプテン・アメリカ。明らかに超人的な身体能力を持つ相手にバッキーは超人血清を疑います。ジョンたちの加勢を受けながらも、結果的には逃してしまいます。作戦失敗。
 ジョンは2人に協力を申し出ますが、サムとバッキーは“二代目の“キャプテン・アメリカを受け入れることができません。まぁなぁ、2人ともスティーブに余りにも近すぎたし、だからこそ彼の精神性を知ってて、ある種の神格化もしてるからこそ、何も知らない人物に盾が受け継がれるのが受け入れられないんだろうな。
 バッキーは盾を取り戻すことに固執しますが、家族もいて生活を立て直したいサムは、前回の逃亡者生活もあるのもで、否定的です。そんな彼に、バッキーが合わせたい人、とは……?

なかよし大作戦!(大失敗)

 バッキーが合わせに来たのはイザイアという人物、朝鮮戦争で暴れ回っていたウィンターソルジャーを返り討ちにしたそうです。……いや、どういうこと!? と思ったら彼も超人血清を打ったスーパーソルジャーの1人とのこと。いや、急にいっぱい出てきたな超人血清。急に安っぽくなってしまって嫌だな。
 実は裁判所の命令であるセラピーを無断欠席してたらしいバッキー、逮捕されてしまう。そこをいい感じに恩着せがましくジョンが救ってくれる。うーん、仲良くなる方法を根本的に勘違いしとるなこいつ。サムもバッキーもスティーブの行動に惚れてる人間なので、そういう精神性を見せないといけないんだけどそこを理解できてない感じ。
 セラピストの力を借りて仲良くなろうとしますが、やっぱりバッキーはサムが盾を手放したことが納得いかないらしい。そこに込められた意味を問いただしますが、サムは彼なりに考えて行動したと告げます。結果的にほぼ決裂したような形になりますが、今回の事件の解決までは協力することに。

スーパーソルジャーを追え!

 フラッグ・スマッシャーを追うことになったサムとバッキー、ジョンは再び協力を申し出ますが、軍人であり政府の許可がないと動けないことを理由に拒否。それに対して、「なら邪魔をするな」と強い口調で言いますが……うむ、だんだんとボロが出てきたぞ!(喜ぶな
 協力する市民のこともあって中々、捕まらない相手に対して、バッキーは蛇の道は蛇ということでレッドスカルの関係者にあたるようですが……てところで引き!

感想

とにかく仲の悪いサムとバッキーの関係が好き(歪んだ愛情。どっちの中にも同じ男がいて、それが尾を引いて仲が悪いのが良い。要は置いて行かれたもの同士、その感情の置き場所が定まらなくて苦しいのを相手のせいにしている部分もあるんだろうけど(特にバッキー)、相容れない部分はあれど2人とも大人なので任務を達成するために協力するつもりはあるのもいい。
 この犬猿の仲がどう収まっていくのか、それが楽しみ。

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