ADVENTUNEを全力で妄想した

こんにちは、雷羅です。
先日公開された、実力派音楽系V10名によるコンピレーションアルバム「ADVENTUNE」、お聞きになりましたか?

https://www.youtube.com/watch?v=b6qQaiPoPIo

今回はこの10曲の物語を好き勝手に繋げて妄想していきたいと思います。

内容をすりあわせてストーリーを繋げて考えていたわけではないだろうことは百も承知。
なので、100%の妄想とこじつけで語っていきます。ご了承ください。

さて、物語の始まりは当然「女神」ミディから始まっていきます。

https://www.youtube.com/watch?v=lyah_T-Tokc

「女神」ミディは語りかけます。
「ねぇいつもなにを考えてるの?」「君だけの言葉で伝えてよ」
この時の「君」は「今度世界が終わるんだ」と少し捻くれた相手であることがわかります。
誰だと思いますか?

https://www.youtube.com/watch?v=grXOt-uE_4U

そう、「勇者」ぼっちぼろまるです。
物語の始まりはいつだって女神と勇者から始まらなければ。

この勇者に話しかけているのは「勇者のくせに」と色々と話しかけてくる「君」は、「大きくなったら勇者になりたい」と言っているので子どもであることがわかります。
つまり、「女神」ミディが「ねぇいつもなにを考えてるの?」と人間に姿を変えて問いかけに来ているわけです。
(子どもの姿のミディちゃん、きっと中性的でかわいいと思いません?)

子どもに扮する「女神」ミディと「勇者」ぼろまるは問答をし、ついに「勇者」が「君の瞳に免じて」冒険に出ることを決めるのです。
そうして物語は始まっていきます。

次は仲間の話に移りましょう。
「剣士」八月二雪です。

https://www.youtube.com/watch?v=B_mSMObo0o8

「剣士」Qキキの剣は特殊です。なぜならJhon=hive氏が変形した剣なのです。
この剣を握るとき、「剣士」Qキキの意識は変わります。「はっと目を覚ま」し、「一瞬で切り替わ」るのです。そして「モノクロの中、傷だらけで」切ったものたちを感慨もなく「見下ろ」す。

おわかりでしょうか。剣Jhon氏は魔剣なのです。(!?)
(ごめんなさいJhon氏)
この主人公、レベル上げの途中で「罪重ねて わからなくなる 楽しい事だっけ」とそもそもの目的さえ忘れてモンスターを切り続ける狂剣士となっていくのです。わからなくなっても、モンスターを切る「誘惑の味」、魔剣Jhon氏に呑まれてしまっているのでしょう・・・・・・。

そんな「剣士」についていたのが「神官」ワニのヤカさんです。

https://www.youtube.com/watch?v=2hw2YUiQx-k

「おてんばな王女を連れて いや連れられて」と「神官」ヤカは旅立ちます。
そんな彼に「最前から一歩引いてて」と言える職業なのは「剣士」Qキキしかいないんですよね。はい繋がった。
(王女で剣士なQキキさん、そんなのみんな好きじゃない?)

しかし「神官」ヤカが仕えるのは魔剣に選ばれた「剣士」Qキキ王女。そして王女が仲間に選んだのは「勇者」ぼろまるでした。
“アタリ”の「勇者」ぼろまるを引き当て、レベルを積み重ねてどんどん強くなっていく「剣士」Qキキに、あっという間に役目を失っていく「神官」ヤカ・・・・・・。そのいたたまれなさは凄まじいでしょうね。
でも「神官」には最後の方の超展開で「剣士」が呑まれた魔剣の呪いを解いて欲しい! 
「君の1番のファン」と語るその愛があればきっと「神官」の本気で呪いも解けるさ!

そして「勇者」ぼろまる最後の仲間が「黒魔道士」ミソシタです。

https://www.youtube.com/watch?v=oDbEyaQnWQo

「魔法が使えない魔導師」ミソシタが使うのは「言葉とテクノロジー」。
それを思うに「黒魔道士」って職業ではなく二つ名を表すのではないでしょうか。まるで魔道士のように言葉とテクノロジーを操る、鬱屈した優秀な人物だろうと推察されます。(まぁ、魔法使い的な意味もありそうですが)
そんな「黒魔道士」が「勇者」と一緒にいるのは、ビジネスと鬱屈したメンタルが近くて意気投合したから、だったらいいなと思います。

「始まりと終わり オメガフォース」「消えない言葉を俺は残す」から、もしかしたら「勇者」が「勇者」に選ばれてしまった瞬間を「黒魔道士」ミソシタは目撃し、後生に残したのかも知れませんね。

そんな「黒魔道士」ミソシタの言葉を語り継ぐその人こそ「吟遊詩人」エルセとさめのぽきでしょう。
(動画がないため、代わりに生放送を張ろうと思います。55:24頃からスタート)(エルセとさめのぽきチャンネルはこちら

https://www.youtube.com/watch?v=bD7o3oZECBU&t=391s

「どこにいるんだ」「その本性はなんだ」これはきっと「勇者」が仕方なく勇者をしていた頃の、「勇者のくせに」と言われていた時代の話を語っているのではないでしょうか。
「水底で眠った その真実を掬ってみようか」という言葉から、「吟遊詩人」エルセとさめのぽきは「勇者」の生きた時代からかなり後を生きているのではないかなと思います。

そんな「吟遊詩人」と共に行くのが「踊り子」羽子田チカです。

https://www.youtube.com/watch?v=vePeurUiUyk

ドラクエよろしく戦ってもよかったのですが、「吟遊詩人」の歌に合わせて踊るチカちゃん見たかったのでここに置きます。
「踊り子」チカの役割は、かつての「勇者」の活躍を踊りで演技すること。
「出口を抱え明日に急いでも 引き摺り生きていくのさ」という歌詞から、これも「勇者」の苦悩の時代を描いた演目なのかもしれません。

さて、ラスボス「魔女」を語る前に、「勇者」と同じ時代を生きた者たちの話に触れましょう。
「遊び人」あくまのゴートです。

https://www.youtube.com/watch?v=AyM0-OTeAoY

実力はあっても本気を出せなかった「遊び人」。
彼の物語は歌詞の通りですね。ミュージカルのように明朗に語られる人生には惚れ惚れとしてしまいます。
この曲はあくまのゴートさんが語っていたとおり
https://www.pixiv.net/fanbox/creator/32170124/post/937598?utm_campaign=post_page&utm_medium=share&utm_source=twitter)

山月記がモチーフに組み込まれています。最後に「遊び人」は「おいぼれタイガー」として朽ちてしまう・・・・・・。

でも、山月記がモチーフになっているならなにかが足りないと思いませんか?
李徴がいるなら袁傪もいなきゃ駄目じゃない!?
じゃあ「遊び人」ゴートの袁傪は誰だったのか。

「村人」キツネDJですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=aS69cQKJ2NE

「村人」は変わらぬままの日常を過ごしています。
そんな彼の友人は「お城へ遠退いて」いるんですね。これは友人である「遊び人」が「勇者」の仲間になるべく上京しているためではないでしょうか?
(二番でマイフレンドと再会してるやんけって突っ込まないで)
(この曲が「遊び人」が大人しく村に帰ってきて「村人」と楽しく過ごすIFルートだっていう見方をしてもいいと思う)
(それに「村人」の願望かもしれないし)

さぁ、いよいよ最後に語るのは「魔女」memex。

https://www.youtube.com/watch?v=Qf1GIYCsEnU

「誰かにわたしを求められたい」という気持ちで、喜んでもらいたくて彼女が編んだ魔法は、出来すぎていたために聖教会の反感を買って「魔女」とされてしまいます。
(ここでは、実害自体もあったのだろうと仮定します。強すぎる魔法によって、「魔女」は退治されるべき存在になってしまうのです)

彼女を「魔女」とした聖教会が出した依頼を、「女神」ミディに発破をかけられ「偽善者になってやろう」とした「勇者」ぼろまる一行が退治しにやってきます。
「魔女」は、はじめ対抗をしたことでしょう。誰だって黙って死にたくはありません。それに「魔女」は善行のために魔法を使おうとしている人物です。
しかし、「勇者」一行との交戦の中で自身が「心 身体 涙 全て悪い魔法」であるとされていることに気付いてしまうのです。彼女は他者を傷つけたいわけではありません。「わたしがいなくなればハッピーエンド」であると結論します。
「全て世界の利益に捧げ」「世界を救って」もらうことを選ぶわけです。

しかし、それまでの交戦によって「勇者」は強く疲弊していました。
「魔女」が身を捧げると同時に、「勇者」も斃れてしまうのです。
「勇者のくせに あっけなく終わる」彼は、「魔女」と相討ちとなります。

そんな交戦をずっと見ていた存在こそ、「女神」ミディ。
彼の今際の際の感情に(「君」に対して「仇討ちなんかすんなよ」等と語る)触れて、彼が本当に「勇者」たる人物であることを確認し、「なにを考えているの」かを知った「女神」は「勇者」へと祝福を捧げるのです。
それと同時に自己犠牲精神を評価された「魔女」もまた救われて、「勇者」一行と共に凱旋をすることでしょう。

「黒魔道士」は文字通り目前に見た「始まりと終わり」に「消えない言葉を俺は残」し、「遊び人」は「勇者」の凱旋を目にして無為に過ぎ去った月日を自覚します。
「勇者」は「女神」の祝福によって真に「勇者」となり、「魔女」は祝福によって魔女から「女神の使途」に変わる。
そして後生で、「黒魔道士」の言葉を「吟遊詩人」と「踊り子」は語り継いでいく。

RPGですから、「女神」と「勇者」で始まり、「女神」と「勇者」で終わるハッピーエンドでいなくては。
そんな理由で、わたしはこのADVENTUNEを解釈してみました。
妄想100%のお話でしたが、楽しんでいただければ幸いです。

これを読んだあなたはこのADNENTUNEという物語をどう解釈するのでしょうか。
是非、アルバムを買って聞いてみてください!
以上、雷羅でした。

https://www.youtube.com/watch?v=b6qQaiPoPIo

アルバム購入はこちらから→https://linkco.re/95Fd1NRv


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