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2、衝撃のダナン・ホイアン旅行【観光資源編】

②【観光資源(天候含む)】

”旅行前”
今回はホイアンでランタン、ビーチでのんびりを主目的とした。写真で見る限り、ホイアンのランタンは綺麗だが、写真加工が発達しているいま、正直半信半疑ではあった。
また、ダナンのビーチはエーゲ海等と比べると透明ではないものの、海岸線は長く遠浅なので、ホテルのプライベートビーチでゆっくりする分には問題ないのではと考えた。

そして、これらを楽しむうえでポイントになるのが天候である。

東南アジアのイメージとしては湿度が高く雨が降りやすい。
だから、旅行時期にはこだわった。
ダナンの降水量は雨季と乾季で全く異なる。
データ上、雨季の降水量は東京の梅雨の倍近くであるのに対して、乾季特に2月〜4月は東京と比べ物にならない程降水量が低かった。
加えて、会社員としては、有給休暇の調整に入る年明けであり、年度末にかからない2月とした。
そのうえで、2月上旬は旧正月テトで店が閉まってしまうため、テト明けの2月下旬とした。

それでは、実際どうだったか。

「ホイアン」
初日にホイアンに行ったのだが、中心街以外は道は舗装こそされているものの、清潔とは言えない状態で、車のクラクションがうるさい印象。この先に綺麗な光景が待っているのか、少し不安になった。
しかし、夜中心街に行くとお祭りのように活気があり、トゥボン川沿いの露天の明かりが情緒的で、露天で売られるランタンたちはフォトジェニックだった。
そして何より、橋から眺める流れゆく灯篭と提灯を付けた無数の小型船が川面を照らし煌めく光景はかなり幻想的だった。
妻も初日にしてこの旅のハイライトになったと言っているほど、予想以上に良かった。
また、昼間の中心街は昔ながらのお店とお洒落なカフェや雑貨屋が軒を連ねていて、街ブラするだけでも楽しめた。
個人的には、昼間中心街を少し外れたカムナム島がおすすめ。完全に住宅地だが、あらゆる小道に鮮やかな旗が掲げられており、観光客はほぼいないので、ゆったりした空気の中で写真を心置きなくとることができるし、現地の方の暮らしを垣間見える。これ以上温度が高く、雨が降ると中心街から歩くのも難しいため、乾季ならではかなとも思う。

カムナム島
カムナム島

「ダナン」
ビーチは想定どおり、透明度は高くないものの、比較的穏やかな海であり遊ぶのも眺めるのも丁度良かった。日本のように磯の匂いも強くないし、さすがリゾートといった感じ。
また、ミーケビーチは人も多く、フォトジェニックなビーチではあったが、そこで泳ぐとなると、水着と着替えとタオルを持っていく必要がある。ビーチでのんびりを主目的とするなら、プライベートビーチを構えるホテルへの宿泊がおススメ。
ただ、ビーチ以外にも、マーブルマウンテン、ロン橋、バーナーズヒルといった見どころも多く、ダナン4泊ではビーチでのんびりする時間があまりないほど充実していた。もう2泊位あってもよかったと思う。

ダナン ホテルのビーチ

「天候」
気温は朝方20度台前半、昼間は20度台後半
朝と夜は若干冷えるため羽織るものがあった方が良いが、
昼間~夕方は最高の気温。海やプールで遊ぶことができ、暑すぎもしない。
そして、肝心の雨について、滞在した7日間で雨が降ったのは、半日だけだった。その半日も午前10時ごろまで霧雨で、その後は嘘のように晴れてきた。

そして意外だったのが、湿度だ。
その霧雨の朝方は窓を開けた瞬間にムワっとした空気を感じるほどで、実際湿度は95%程度あった。
ただ、そのタイミング以外は、湿度70%程度で意外にもジメジメした感じはなかった。だから、街歩きもマーブルマウンテンのハイキングも汗はかくものの、不快ではなかった。
唯一、ビーチから見る予定だった日の出は、雲に隠れて一度も見ることはできなかった。朝方は雲が多く湿度が高いが、太陽が出ることでカラッとしてくる印象。

AM6時 霧雨の日
PM3時 午後からはカラッと

逆に、飛行機の乗り換えで過ごしたホーチミンは、日中は35度前後と暑く、ビーチリゾートのダナンの方が気温が低いというのは不思議な感覚だった。

実際、ホーチミンに住む友達曰く、夏はホーチミンは言わずもがなだが、ダナン、ホイアンも暑すぎて、昼間は観光できる状況ではないとのこと。
やはり、ダナン・ホイアンは乾季がベストであることを確信した。

観光資源の集積具合は1週間の旅行としてはちょうど良く、気候とそれらの相性も良いため、2月下旬から3月がおススメ。
(もちろん、天候は運の要素が大きい。オーストラリアに行ったときには、10年来の大寒波で季節が逆転するようなこともあったので、参考までに)

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