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やるっきゃない日!

セミナーのメンタル
セミナーの準備
セミナーの本番
セミナーの終わりとアフターフォロー

準備不足について

 準備不足は必ず発生する。それについて反省することも必要だ。

人類の歴史を見ても、セミナー(柱を背にした一人の人が、数人以上に向けて話をすると言う意味において)は一種の神事のように思える。2600万年前からあっただろう。

 しかし、時間は迫る。臨機応変に対応するしかない。そんなとき、やはりお金や携帯電話(充電器)は必要になる。チェックリストに追加する項目も増えるだろう。それで良いのだ。

 講師たるあなたが動けない時間もあるわけで、セミナーの全てを一人でやろうと言うのは無謀に思える。

 とにかくやるしかないのだ。



簡単な発生練習



 滑舌・・アイウエオを口の形を意識して数分の練習

 読みづらい言葉・・10回ほど繰り返しておく。

 腹から声を出す・・マイクの不調・あるいはマイクがない場合、これができないと。特にコロナの今は。

 姿勢・・腰骨の上に上半身を乗せる。顎を前に出す。

 手のひら・・親和性が欲しいときは前に。

※個人的な好みの問題もあるし、講義の内容もあるだろう。

 しかしセミナーである以上、以下の3点は望みたいと思っている。
 
 ◯ 緩和と集中 (止めや流れ)
 ◯ 講話者のノリ(強い目力・適度なボデイアクション)
 ◯ 冷静と狂熱 (理屈や情報だけではなく、感情や興奮を伝える)

 せっかく、生身の人間が話すのだ。大チャンスなのだ。

 しょっちゅう腕を動かすのはダメ。ポイントが散らばる。

 また、特に『星』の人は体を左右に揺らしながら話すことが多いがこれもやめた方が良いだろう。
 静と動がハッキリと、区別されねばならない。

体調について

 前夜の酒
 下痢と発熱だけは避けたい。
 下痢には紅茶が効く。正露丸もあれば良い。
 水は常に用意しよう。
 綿棒やトイレットペーパーやティッシュも。

 櫛や歯ブラシもだ。


台本について

基本的な流れは手元に置いておく。
台本を読み進めるやり方もあるが、基本的には参加者の表情や目の動きを見ながら話したい。

目からビームを発する様でないと、弱いのだ。歌手が見えない客席を見つめて歌うのもそういう事だ。

途中で言い違えたり、噛んだりしても気にしないことだ。それらはセミナーの出来には関係がない。何にもなかったような顔をして進めれば良い。

休憩時間について


 
 内容にキリが良いからと、休憩時間を遅らせる人もいる。だが、それはやめた方がいいい。正確に電話などのスケジュールを組んでいる人が居るかも知れない。主催者側の都合での時間変更を極端に嫌う人もいる。

 引き伸ばされると、特に知の人や意の人には嫌われる。

注意事項について

 携帯電話やトイレなどの注意事項は、前もってA4サイズの紙で渡しておくと同時に、セミナー開催前に司会者が口頭で伝えておくこと。入り口近くにも貼っておこう。

セミナーが伸びてしまいそうな場合

 セミナーの終了時間は厳守だ。参加者の状況によっては、時間がどんどん押してしまうことがある。それは参加者が予想に反して長く話す場合だ。容量の得ない質問。盛り上がる議論。早い段階でそれを読み『大変申し訳ありませんが、進行が遅れますので後で個別にお話を承ります。』と断って進めよう。
 参加者の中には、けつカッチンも多くいるはずだ。


セミナーが早く終わってしまいそうな場合

 逆に参加者の質によって、予想外に早く進んでしまうことがある、だからと言って早く終わってもいけない。
 そのために、5−10分で伝えられる予備の追加コンテンツを二つ三つ用意しておくと良いだろう。

講義のペースを乱したり。輩の存在。

 基本的に輩は、椅子に座り続けるのは苦手だ。また、落ち着かず奇声を発したり悪気はなくとも『うんうん』などと言う人が出てくるだろう。適切な対処が必要だ。それは、気が付いたら直ちに修正をお願いするのだ。そう言うのを放置して進行するのは真面目な受講者をイラつかせてしまう。講義の目的は、受講者に次のステップを踏んでもらうことなのだ。輩にはその必要はない。ヒステリックではなく笑顔で注意しよう。彼らの行動は、あなたや他の受講者の敵なのだ。ただし、お客さまではある。


司会者について

 派遣してくれるところもあるが、自分で探そう。自分に理解のある、自分よりは若い人が望ましい。男女かまわないが、男性が多い場では女性が良いだろう。無料では、あり得ない。

 初めての人の前でも笑顔ができること。滑舌の良いこと。

 男性はスーツ・女性はスーツかワンピースのこと。腕章をつけたいところだ。

そして、司会者には『こんな感じで・・』とタイムスケジュールと併せて言う内容を伝えておくことだ。しっかりしていそうでも、ぶっつけ本番は怖い。司会者の出来はセミナーの質に大きな影響が出る。

こんな感じだ。

「本日はお集まり戴き有難うございます。お待たせいたしました。これより、〜を始めさせていただきます。本日司会・進行をさせていただく〜と申します。よろしくお願いします。」

「まずはじめに、本日の講師〜より、ご挨拶をいただきます。〜よろしくお願いします。」

「ありがとうございました。〜より差し入れを頂戴しておりますので皆さまにお裾分けさせてください。」

 「それでは乾杯の音頭を〜にお願いしたいと思います。各自グラスのご用意をお願いします。」

「では、ゆっくりとお食事ご歓談とお楽しみください。」

「宴たけなわではございますが、お時間のほうがまいりましたので、締めの挨拶を〜にお願いしたいと思います。〜よろしくお願いします。」

「〜様、ありがとうございました。」

「本日はお忙しい中をお集りいただきましてまことにありがとうございました。それでは、この辺で講座をお開きにさせていただきたいと思います。皆さま、お忘れ物などありませんようお気をつけください。なお、懇親会として〜の方に予約をとってありますのでぜひご参加ください。」

セミナーはたくさん失敗しろ!



最後まで、お読みくださりありがとうございました。

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