おっくう最終回WOMANPRESIDENT
新規事業の本質を書いてきた。
二十年以上、数百人の新規開業に携わってきた中での、ラーメンで言えばたれの部分。
『まず借金から始める』ってのが強いと思っている。無借金では、小さな会社も作れない。
本日は、300万円借金できた時からのお話。
パソコンを持っていない方は買って欲しい 10万円程度
スマホで・・なんて無理。会計ソフト・毎月の資金繰り表の作成・
名刺管理・顧客管理などパソコンでなければできないのだ。
名刺交換300枚 知り合いを増やせ
もしあなたが、明るくて友達がたくさんいるようなインフルエンサーなら何もしなくてよい。
対人関係に自信がない人に向けている。
とにかく名刺を集めてみよう。フェイスブックやホームページを作る段階で
その内容を考えることでも、自分のビジネスが整理されていく。
一か月で50枚ほどの名刺を集めよう。そのための最短策は『法人会』に入ることだ。
自分の経験では『倫理法人会』が、案外お金が掛からない。毎月1万円。そこは毎日のようにどこかで勉強会(社長さんの苦労話)がある。経営戦略よりは、自分の生活態度を見直そうという方向。テクニックより心の問題という考え方。だが、実際に大企業の社長とも簡単にお話ができる。生命保険やマルチのお勧めもあるが、もしくどかったら事務局にクレームを入れればよい。男女が集うわけで、不倫とかもあるようだが案外口が軽いのが人なので慣れないうちは気をつけて。
そういう勉強会だけでなく、終わってから喫茶店とかで先輩社長の本音が聴ける。女性ならではのご苦労とか。
名刺が300枚集まったら、エクセルに整理したうえでビジネスモデルキャンパスを改良していく。(キャンパスもエクセルで作ると便利)
気をつけたいのは、『女子会』には付き合いを避けよう。どうしても、貴女のビジネスの邪魔になる。月一回程度に。男性の社長と沢山話そう。女性のおしゃべりは、ストレス解消には良いが『情報』は男性の会話の中に多い。
税理士との付き合い方 最初は年間10万円ぐらいでやってもらおう。
税理士の立場から鑑みれば、顧問料は業務量と合わなければならない。
もしあなたが領収証の山を投げてたら、税理士としては「いい話」「相談」はしたくない。
だから、貴女は(最初だけ)会計ソフトを活用し、残高もきっちりそろえることだ。
1 電気料金などは年に12回
2 『交際費』『会議費』の区別をする
3 スタッフのお給料は、源泉所得税などを差し引く
4 預金残高は通帳に一致・現金残高もできるだけ合わせる
5 毎月試算表を出して、自らチェックする
これによって税理士の手間が激減する。
税理士は、決算・申告・相談業務に集中できる。
※生命保険を進めてくる税理士は、特に大型事務所に多いが利益・効率優先なので(安い時給で大量の仕事をさせたい)あなたの様な小規模には、真面目に向かい合ってくれない。
従業員が3-4人ぐらいの事務所が良いでしょう。とにかくあなたからの電話に対応してくれるかどうかだ。集計だけする税理士なら要らない。
一応の成功とは
一人ではきりきり舞いになる。人を雇うことになる。そうしながら、二年経過する。融資は2000万円、売り上げは2億円(粗利=売上-仕入れなら5000万円)程度。家賃は月商の10%・社員は粗利一千万につき一人迄。
大事なことは、売り上げを増やすことでもスタッフの人数を増やすことでもない。国内事業においては拡大路線は悪手だ。
例えば、レストラン経営なら2店舗まで。家賃を増やさずに、内容を高めよう。
最後に、
貴女がオーナーシェフなら、売り上げが上がると人事や資金繰りやBtoBのためにキッチンに立つ時間・フロアを見る時間が減る。
そうなると、売り上げやコストに目が良く。数字を追う社長業は虚しい。それでも大きくしたい、そこに価値があるというならそれでよい。だが、楽しくない。つらいだけなら続かないだろう。
事業のサイズを大きくしたい。これも本能だ。だが、現在の金融や税務のシステムにおいて大拡大は危険この上ない。貴女も不幸になる。
『じゃあトヨタは?楽天は?』少し調べれば、政治からの保護が大きい。これを維持するためには、多方面との表裏の付き合いも必要。
トヨタや楽天の社長さんは大活躍だし、優秀だ。だが・・・不自由だろう?
飲み屋でべろんべろんに酔うこともできない。人の悪口も立ちションもできない。確かに経済的自由はある。女や酒も好きなだけ。だが、時間的自由は?スケジュールはいっぱいじゃないのか?楽しいのか?
貴女は、ご飯が食べれて・おしゃべりが出来て・恋ができるように。
そのためにも、きれいごとでは無くて周囲の人に貢献するのだ。
貴女は年収600万にでもなれば、
いやいや女子会に行く必要もない。
男性に気を遣う必要もない。性欲が減れば男なんて要らないし。
貴女は、ご飯が食べれて・おしゃべりが出来て・恋ができるように。
※家具屋の美人姫が、頭のいい人だとは皆知っている。それでも上手く行かないのも経営。学歴なくて、幼少からまずいたこ焼きを焼き続けて60年の汚いばあの方が楽しくやってたりするもんなんだ。経営には教科書も達人もいない。是川銀蔵だって最後ダメ出し、孫さんだってわからない。
いつも本当にありがとうございます。
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