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真理の沈黙 七つの原理 ?と! →P24

素晴らしいもの・この世にはあり


 私は恐るべき人だと思う。あらゆる点で、才能とセンスが無い。
ダサい・運動神経ゼロ・音感ゼロ・短足で0脚・腹が出て・ハゲも著しい・緑内障で・足が攣り・膝も痛く・痛風で・喘息持ちで・帯状疱疹が顔面に出るし・物忘れ・どこでも嫌われる・酒癖悪し・多分発達。性格だけは!と思ってたがそうでも無いなあ。

 だが、最近は自分は救世主と思うことにしている。

『もったいない』


 本を買ってみて、一つだけいいことが書いてあったらラッキー!そのページだけ持って歩いて毎日眺めろ・・実は現実的にはコスパ面でもそれが一番正しい。

 そういう意味で、この本は1,300円の100倍以上の価値がある。

ただし、この本は読まれづらい。付き合い的な意味で買い続けられるものの皆、読まないのだ。確かに忙しい毎日の中で『栞』さえ家で読む人も少ない。読み物としての技術もない。

 世界に向けて発足したはずの倫理も、70年経っても5−6万社、日本企業の2%にも満たぬ。この事実は重い。『あんたは余計なことばかり考えずに本に書いてあることを実践せよ』と言われるわけだが、そのゴールたる幸せ概念もはっきりしない。私の邪な性格で是々非々をはっきりしたいのだ。もう少し言えば、会員が倫理をシニカルに扱っている現状が気に入らない。口では『倫理のおかげで会社が上手くいった。』という社長は自分の感性で経営やってるのに、従業員には倫理をやれという批判は多い。(現実にはより多くの会社が潰れている。現実逃避する社長が勝てるわけない。)要するに会員は毎月一万円の元は取れてて、その実倫理の言うことには半信半疑なのだ。一番重視される17ヶ条を半分も実践している会長(700人・・本当に忙しいお役目)方で、それを理解・遵守している人は居ないのではないか?こういう宗教型組織は、永遠に拡大を目指しているのだが。

 本音を言えば『もったいない』に尽きる。

倫理は100万人いてもおかしくない宝を擁しているのに・・・

考えられる理由はいくつかある。

鼻持ちならない『選民意識』。
宗教や他の哲学を無理無理こねくり回した『原理』。
現代社会性を無視した『徳目』。

それを、ただ声に出して読んで熟考することもない。会長とか承認欲求を満たして自分の仕事をおろそかにしてはならぬ。『100人が1000時間学んでも倫理体験などできない。』とは、ある指導的立場の方のお言葉だ。

創始者が初めたことを継承者は、しっかりと見据え改良しブラッシュアップせねばならない。

ところが、それを錆びさせ汚してきた継承者。


『七つの原理』疑問点〜書き換える必要がありそうな場所 


P10
 『丸山敏雄が発見したくらしみち』
丸山先生はいくつかの徳目を実験し、その中で蓋然性の高いものをまとめたものであって、その全ては丸山先生以前に市井に普通にあったもの。

P13
 『研究と実践の末に丸山敏雄が抽きだしたのは次の七つの原理でした、』
7つの原理を丸山先生がスクリーニングしたのではない。抽きだしたとは発見ではないものの抽出したという意味。それも違う。

丸山先生自身の功績を汚す行為だ。

全一統体の原理 
 全は一・一は全、ユニバース、ワンネス・・・でいいじゃないか?
・・・ただし、最近はマルチバース概念がある。

発顕還元の原理
 振り子の法則・質量保存の法則・因果応報・・のことだよね?

全個皆完の原理
 絶対積極(中村天風)・全て良し・『勇気とは神がくださるものを躊躇なく受け取ること』のことですか?

存在の原理
 空間のある場所は必ず何かが存在し、真空はない。
ところが最近では一つの場所に複数のものが存在すると言われ出した。

対立の原理
 二元論・陰陽説に発する、物事は対立。全一でもあるので、和解・溶け合う・混ざり合うこともできる。
 面白い考え方だが、大昔からあるもので。丸山先生が抽き出されたものではない。

易不易の原理
 変わらないものと変わるものがある。これを変えてはならないものと変えても良い・変えるべきものと読み替えておられる。

物境不離の原理
 物があれば境界があるという原理。それも最近は違うと言われ出したが。

それぞれが陳腐なものであるのはさておいて、丸山先生がご存命の時からとっくにあった考え方だ。これらのコンセプトは仏教にある。仏教を仏教を舐めるな。
 『倫理は仏教の劣化版』にしたくはないのだ。仏教学徒がヨーガを知った時に少しがっかりするかもな。

p15 『くらしみちを成り立たせる原理』

 それらの原理があるから、くらしみちが成り立つと言いたいのか?
くらしみちの元は先人の見識であり経験。原理から導き出されたものではない。原理は後から取ってつけたものだと感じるのだ。

p16 『この原理の自覚が精神革命であり、実践が人間革命である。』

「精神革命」とは、それ以前の都市生活を支配していた呪術的神話的思惟方式を超え出て、普遍的原理に基づいて、この世界を合理的統一的に思索し、そのなかにおける人間の位置を自覚しようとするものである。
これは心の内部の変革、つまり精神の変革であり、いわゆる高度宗教や哲学の誕生を意味する。伊藤俊太郎。「人間革命」とは、自分自身の生命や境涯をよりよく変革し、人間として成長・向上していくことをいいます。創価学会。

『それほどに重視・・・』としているが、精神革命・人間革命の意味も併記したい。

p20 『一とは感覚的に把握できない隠れた次元の世界(幽界)』
    『見えない次元で一つに統合されている』

p21  『一糸乱れぬ秩序の中に統一されている・・』
    『統一の秩序は古くから知られていました。』

p3 『研究と実践の末に丸山敏雄が抽きだしたのは次の七つの原理でした』
   いや、古くから知られてたと自分で言うんかーい!丸山先生が研究した結果発見したものじゃなかったんかーい! 

p22『くらしみちの実践という生活体験を通して発見されたもの・・』
   いや、もうどっちやねん?

p22 幽界は、誰でも感得できるものなんか?

p24 隠れた次元で一繋がりに結ばれている。

見えない・次元・幽界・・・スピリチュアルってこと?


続きます

最後まで、お読みくださりありがとうございました。


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