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真理の沈黙 七つの原理 P149〜

対立の原理・・

世界は一つ。だが二つに分かれている・・だが、それも一つになる。

なかなかに小気味の良い論法ではある。

P149 われわれは陰と陽の織りなす世界に生きています。
〜夫婦は『対立・合一・生成』の原点であることを古代日本人は熟知していました。


 古代日本人・・それがいつのことかわからないが、日本人の性は結構奔放であって一夫一婦性は明治以降であると記憶している。日本人の多くが集落に住まい、田畑や狩猟・漁が食料のメインだった。流通のない時代では、農家は貧しかったのだ。朝日と共に田畑へ出かけ、夕方には戻ってくる。漁も猟も暗くなると危ない。夜は電気もないのでキスや前戯もそこそこにセックスが娯楽であった。戦が始まり足軽の募集が始まると、百姓たちは期間工が如くに働きに出た。当然、その間は女たちは暇になり他の男とセックスし『やりくり』と称して生活費の足しにした。セックスをする場所がないので、女は建物に両手をついて『立ちバック』が多かったのだそう。人がこれば、さっと抜いてしらこい顔をしておれば良い。平安時代でもローテーションによる『通い婚』がメイン。明治初期も一部の金持ちが大勢の女を囲って家を与えていた。旦那も忙しいので、貧しい男が通った。家は長男が継いだので次男三男は女の家に住むことになる。要するに日本は歴史的に見て(今でも)実質的には多夫多婦性なのだ。

 万人幸福の栞において、130ページ24項目の記述があるが
『夫婦対鏡』『子女名優』は、それぞれ3ページに過ぎない。
推察するに、丸山先生にとってはこのテーマは一筋縄ではいかず難しいものだったのではないか。もっと正確に言えば、『あ、ちとまずいわい』と思われただろうか?書けば書くほどアラが出る、というか突っ込まれそうだからなあ。
 
 丸山先生の時代も貧富の差は激しく、少数の男性が大勢の女性を自分のものにしていたはずだ。つまり、一夫一婦制が名実ともに確立してはいない。

 もしかすると、むしろ当時よりも現代の方が当時よりもこの徳目は有効かも知れない。

 現代の中国語でも『対』は英語で言えばThat's rightとかYesに相当する返事の言葉として多用されています。応答するには、二者が向き合っていなければなりません。向き合った片方ともう一方は『対』を成しています。

 そうか?本来は

That's right  は 没错 メイツォ。

yes は 是的 シダ。

を使いたいところだ。確かに『対』 ドゥエでも大丈夫だが、

That's right  まで断定的なら 『対了』ドゥイラ が宜しかろう。

※実際の生活上の会話では『対』 ドゥエの方が使われているようだ。これは少々難癖でしたな。

対を成している片方ではなく、話し手が言ったものを肯定する意味での『受け止める』『OK』『全個皆完』の意味で、対をなすのは話の内容とそれを受け答える自分との関係なのだ。『そうや。』の意味だ。積極的肯定ではなく消極的肯定の意味。受け入れるという意味だ。

※敏秋先生の言い方だと、『コーヒーと紅茶』の二者択一が対を成しているようだ。『コーヒーと紅茶、コーヒーが良いよね。』への回答が『是的』。
『コーヒーで良いかな?』への回答が『対』と心得る。つまり、対しているのは『コーヒーに対する私』という意味。受け入れる。

違ってたらご指摘ください。

※中国は儒教思想がかつては強かった。だが、ガンジー先生のロリ友達の毛さんが、それを破壊した。『敬意』は日本人・韓国人にとっては意味のある武器ないし生活儀礼だが、中国人にとってはそうではない。中国人若者に対し、安易に『ありがとう』『ごめんなさい』と言うとこちらがものすごく卑下しているように聞こえる。すなわち、舐められるのだ。ただでさえ、中華思想により日本人などは『倭人』すなわち『このどチビが!』と言われる。韓国よりもまた一段下に見られているのだ。中国人が日本人に謝らないのは、このような理由がある。また、『日王』が我が天皇陛下への侮辱にあたるのも同じ理由だ。日本の王様・・何があかんのか?それは、中国が認めた辺境の蛮族の王の呼び名だからだ。『卑弥呼』にしても卑しい・・など中々に大中華様は酷いのだ。ちな朝鮮は『薄い貢物』すなわち『ドケチ』を意味する。日本の先輩の偉いのは『倭人』を『和人』に書き換えた。相当な勇気と努力があったのだろう。チビからハーモニーへ出世した。『令和』の元号は『美しき調和』を意味するが先輩に感謝せねばならない。


二極論への異論

 ものの考え方として、ワンネスを二つに分ける・・説明しやすいから二極にして考えようと言うならわかるけど、夫婦といえども二人きりの世界じゃないからなあ。

上下 中もあるよ

左右 正面もあるよ

表裏 横もあるよね

縦横 斜めもあるよ

高低 中もある

軽重 中がある

昼夜 朝も夕暮れも

先後 先の後 後の先もある

遅速 丁度

美醜 並

老若 壮年青年

夫婦 愛人

父子 叔父甥

主従 高弟

兄弟 次兄



二極論には戦略的な意味があるはず


 戦争となれば、大きく二つの勢力に分かれる。となると、大国の参謀は味方の小国に戦術を教える。

 小国には『前と後』を守りなさい、と教えいざとなれば横から攻める。

あるいは四方を固めよと言いながら上下から攻める。と言った具合だ。


小気味の良い論法


冒頭にもチラと言ったように。
 もともとは一つのものが割れることで対立を生む。だがもともと一つだったので互いに溶け出しまた一つに戻る。

この考え方は面白い(が、丸山先生オリジナルではない)。

ハッピーハックでは、知情意のチームは敵に対してはそれぞれ得意分野で能力を発揮する。知情意表裏が真円の時、最強だ。一個小隊サイズ・・60人とか。
 だが、チームメイトが互いを見合うとそこには違いや誤解が生まれ仲違いする。自国に内乱が起きそうな時、仮想敵国に対して世論を焚き付けることで国はまとまるのだ。


太極マーク ボーア二極論

p159でも紹介されているが、白黒二極が混じり合うことを示している。


最後まで、お読みくださりありがとうございました。

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