最近の記事

  • 固定された記事

私の経験、心の備忘録

<同窓会> 式は楽しかったが、同窓会はもうこりごり。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 10年ぶりの友達に、仲良かったの覚えてる?って話しかけた。覚えているよ。こんなことや、あんなことがあったよねって話に花が咲いた。思い出の共有をしたとき、誰かの記憶に自分がいることが、嬉しかった。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 人生ではじめて書いたラブレター。結局渡せず、想いも届かず数十年。成人式での再開で、やっと声をかけられた。数十年前の、勇気と後悔を、無駄にしたくなかった。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    • 春雷

      それはとても大きな鯨だった。 確かに空を泳いでいたのだ。 僕がその鯨を見たのは、5年前の春。 その日は頭が痛くなるほど泣いた日だった。 春から単身赴任で広島へ向かった父さんが、 冷たくなって愛知に帰ってきた。 春一番に鳴り止まない電話。 落ち着く暇もなく通夜や葬式が行われる。 僕はその時はじめて、憧れていた高校の制服を着た。 (線香臭いやつだと思われるなぁ。) そんなことを思いながら、長い長いお経を聞く。 重たいまぶたは途中の鐘に引き上げられる。 最後どんな顔してお別れした

      • 52ヘルツきこえた

        2024年3月1日 映画発表からずっと楽しみにしていた作品「52ヘルツのクジラたち」を見てきました。原作:町田そのこさん 本を読んでみようと思ったのは題名から。 なんとなく知ってはいたけど、読んだことはなかった。 ゆっくり読もうと図書館で借りたら一日で読み切ってしまうほど、素敵な作品だった。 映画化の噂をネットで見かけ、キナコやアンさん、52のキャストに想像を巡らせていた。 キナコは杉咲花ちゃん アンさんは志尊淳さん 自分の想像とは少し離れていたけど、映画が始まった瞬間、

        • 同じ箱に入った違う星の宇宙人

          神様は、数えきれないほどの住民の住む星の箱をごちゃ混ぜに振った。 自分とは真逆の星の人間と出会ったことはあるだろうか。 それは考え方や価値観が自分とは正反対だと感じる宇宙人。 その宇宙人は、話せば話すほどどんな題材でも、自分では考えもしない思考を教えてくれる貴重な存在。 生まれた星が違うんだろうと思いながら聞く話はとても興味深い。 だからこそ、対立が生まれたり、分かり合えないこともあるけれど、その違いすら面白いと思わせてくれる。 違う星の人間との出会いに拒絶せず、知ってみよ

        • 固定された記事

        私の経験、心の備忘録